ブログのアーカイブ

2019年

1月

02日

謹賀新年 2019

あけましておめでとうございます。

なんと、1年半ぶりのブログ更新をご覧いただき、ありがとうございます。

 

別に1年半ぶりでも、ぜ~~んぜん、問題ありません。

気が向いたときに書くことにしているので。

1年半も、気が向かなかったというのは、私がそこそこ忙しい、まあまあ充実した毎日を送っていたのが、主たる理由ですので、これは誠に喜ばしいことです。

 

昨年末に、もう来なくてもいい誕生日が来て、68歳になりました。

ここ数年は、仕事と音楽を車の両輪(?)として生きてきましたが、さすがに体力の衰えを実感しています。

ということで、昨夏、卓球スクールに入校し、スクールを2ヶ月で辞めたにも関わらず、毎月2回ぐらいのペースで卓球を続けています。しかし、月2回の卓球では、体力の維持すら難しいことを実感し、やはり「老化防止運動の王道」である「歩く」に心がけています。

 

私が住む住宅地は、住民の高齢化が進み、1時間に3本だった頼みのバスは、昨年から1時間に2本に。つまり、仕事が終わって高尾駅についても、最大30分待たないとバスが来ない。

一度、次のバスまでと思い、駅前で軽く一杯飲んだら、次の次のバスも逃してしまい、結局タクシーで帰宅。この件以来、素直に「即タクシー」に戻りました。

 

しかし!最近ひらめきました。バスの本数が多い幹線道路(とはいっても高尾ですから、片側1車線)のバス停で降りて、そのあとは自宅まで歩けば、タクシー代1900円の節約、更にバスの乗車区間が短くなることによる100円ぐらいの節約、さらに!!!、これが一番大切ですが、自宅まで片道15分の徒歩で3000歩を稼ぎ出すことができます。この素晴らしいひらめきを自画自賛しつつ、いまのところ、続けております。

 

私の音楽ですが、昨年は、ベースの腕前が随分上達(?)しました。ベース(Bass)というのは、実はBaseとは違うのですが、そこは無理やり無視して日本語で言うと、基本、基盤です。私が弾く基盤の上で、ピアノやサックスが踊っているという、なんとも言えない優越感的快感、縁の下の力持ち的使命感、を知ってしまったのです。ベースにかまけていて、本命のピアノが全然上達していないという反省から、年末年始はピアノ中心で過ごしています。あと、今年の抱負としては、中途半端なドラムの腕前を、ぐっと引き上げることを目指そうと思っています。なんといっても、両手両足の全身運動。老化防止、ボケ防止にも大いに役立つだろうと思い、今、ドラムのレッスン再開を目論んでいます。

 

仕事の方ですが、還暦になったとき65までは、65になったときは70までは、という経過ですので、70までは頑張りますが、70になったときに75まではと言えるかどうかが勝負でしょうか。

 

ということで、今年も「仕事も」頑張りますので、よろしくお願いします。

2017年

5月

08日

技術屋魂健在なり

今年の連休も、何処にも出かけずに自宅周辺で過ごしました。遠出に伴う人混み、混雑、渋滞などを避けたいからでしょうか。

で、何をしたかというと、ライブやアンサンブルの練習で使うミキサーの「ヒートシンク強化改修」を行いました。このミキサーは、小さいのに多機能、高性能なのに低価格ですが、ひとつだけ問題がありました。それは、電源回路の部分が、手で触れられないほど熱くなるという問題でした。

時間コストを考えれば、このミキサーは捨てて、新しいものを購入するのが、最も効率的なのですが、ここで登場するのが、私の「技術屋魂」であります。買い換えるのは安易な方法であり、なんとか工夫して改修して使うのが「技術屋たる者の基本姿勢」であります。

何処にも出かけない連休は、こういう作業をやるには、もってこい。ケースを外してみると、3端子レギュレーター(技術屋の方はお判りになると思いますが)が3つ並んでおり、そこに小型のヒートシンクが付いていましたが、相当な高熱になっていました。このままだと、たぶん周辺のコンデンサーがいつかパンクしてしまう可能性が高い、ということで、ホームセンターでアルミ板を買い、それを加工して取り付けました。これで、このミキサーは、捨てられる運命から救われ、寿命が来るまで、与えられた任務を全うすることができるのです。技術屋の(技術者ではありません、技術屋です!)自己満足ですが、技術屋だけが分かる「達成感」だと思います。

これまでの職業人生において、技術屋らしい仕事をしたのは40歳までですが、今でも自分は技術屋だということを意識して仕事をしています。安易に流されず、工夫をして困難な状況を乗り越えるのが、技術屋だと思います。

 

2017年

1月

01日

謹賀新年 2017年 元旦

あけまして、おめでとうございます。

昨年は、いろいろとお世話になりまして、ありがとうございました。

今年も、よろしくお願いいたします。

 

ほぼ1年振りのブログ更新です。

昨年のクリスマスに66歳になり、60代後半戦に突入しました。

自分で言うのもなんですが、昨年はずいぶん働きました。一番忙しかったのは10月で、4つのプロジェクトが並行して動いておりました。こんなに働くつもりではなかったのですが、考えてみれば有難いことです。仕事を続けている間は、脳と心の老化を遅らせることができそうな気がするからです。

一体いつまで働かなくてはならないのか?、いつまで働くのが理想なのか?、いつまで働けるのか?、先輩や、同輩の動向などを参考に、いろいろ考えを巡らしても、結論は出ません。強いて言えば、働ける間は働くのが良いのでしょう。いろいろな意味で。当面、69歳までは働くつもりで、いろいろ頑張ってみようと思っております。

 

趣味の音楽は、レッスンがピアノ月2回、ドラム月1回、計月3回を今年も継続するつもりです。仕事が忙しいと、練習不足となり、ひどい時は、レッスンとレッスンの間に、全く練習が出来てないときもあり、仕事が忙しいというのは、良いことばかりではありません。音楽を通して友人が増え、友人とバンドを組んでライブをやり、ライブ前の練習会やライブ後の打ち上げなどの飲み会で、楽しい時間を過ごしています。

 

しかし、音楽活動も、良いことばかりではありません。仕事絡みの飲み会に、音楽絡みの飲み会が加わると、飲み会の頻度は、決して少ないとは言えない状況となり、かなり健康には良くないと実感しています。歳とともに「飲む体力」も衰え、最近は、2晩連続の飲み会は難しくなりました。飲み会が決まると、その前後の日の夜の予定をブロックして、連続しないように気をつけています。

 

仕事と音楽で脳の運動はOK、飲み会で肝臓の運動もOK、残る課題は、どんどん衰えていく体力(筋力、持久力)をどうして維持するか、ということになり、昨年11月から、毎日の犬の散歩に加えて、ラジオ体操第一を毎日、3回~4回やるようになりました。これは、持病の首、肩の凝りにも有効であることが分かったので、今年も続けるつもりです。

 

歳とともに、体力、気力が落ちていきますので、やりたいことをやるためには、何か辞めることが必要です。断捨離です。Facebookを止めたのは正解でした。また、最近行く頻度が極端に少なくなっていた河口湖の山荘を売却したのも、結果として良かったです。これからも、積極的に辞められることを探し続ける意識を維持したいと思っています。

 

だらだらと、年頭の所感を書いてしまいました。1年振りのブログ更新なので、少し長めに書く気になったのかもしれません。

お読みいただいて、ありがとうございます。

今年も、よろしくお願いします。

皆様の、益々のご健康とご活躍を祈念いたします。

嬉しいトラ二郎 2017年1月2日

2016年

1月

22日

65歳になりました

昨年のクリスマスに、また一つ歳を重ねました。介護保険証が送られてきたり、老齢基礎年金の支給通知が来たり、65歳というのは、ひとつの節目なのですね。

この先どうなるのかは、正直分かりませんが、人生の時間を大切に使っていきたいと、改めて思っています。昨年、Facebookを止めたのは、私にとっては良い選択でした。これからもSNSとは距離を置いて生きていこうと思っています。

 

私の諸先輩(男性)は、だいたい65歳を過ぎた頃から、少しずつ活動量が下がっていくように思います。女性は、もっと元気ですが。。。

しかし、男性でも70歳を過ぎても、たいへん元気な方も、少数ですが、私の周りにはおられます。その方々に共通していることは、70歳を過ぎても仕事をしている、それもかなりハードな仕事をしているということのようです。私も元気でいるために、多少きつくても、体と頭が動く間は、仕事を続けようと思います。

 

一方で、趣味(音楽)の方は、毎年何かひとつ新しいことに挑戦していこうと思っています。昨年は、ドラムのレッスンを開始しました。今年からは、エレクトリックベースのレッスンも開始しました。ちょっと手を広げ過ぎの懸念もありますが、新しいことに取り組む際の高揚感は、何歳になっても必要だと感じています。

 

2015年

3月

15日

Facebookのアカウント廃止について

私がFacebook(FB)を利用し始めたのは、2012年なので、3年間ほど使ってきました。FB上で、古い知り合いに再会したり、親しい人との日常的な交流など、FBは、これまでになかった斬新な、素晴らしいサービスだと思いますし、その評価は今でも変わりません。しかし、最近になって、FB上でシェアされ、自分が望まないのに、反強制的に目に入ってくる情報には、少々困ったものだと感じていました。元々、涙もろいタイプの私は、FB上で、たいへん悲惨な、特に大好きな犬に関する悲惨な記事が目に入ると、自分の気持ちがとても落ち込んでしまうことに気がつきました。また、悲惨でなくても、ある種の主張をまるでこれが正義だと言わんばかりの論調で展開される記事についても、少々嫌悪感を感じることが多くなってきました。自分の時間をどう使うのがいいのか、これは私にとってたいへん重要な問題です。特に、残りが少なくなってきた私には。FBで得られるものが大きいという評価は変わりませんが、私個人にとってはデメリットも無視できない大きさになったので、今回、止めることにしました。さて、止めてみた結果どうなったかは、また、数ヶ月先に、このブログで紹介したいと思っています。

個人のアカウント廃止と同時に、KGKのファンページも廃止しました。

2014年

9月

23日

初ライブ@東福生UZU

9月20日、63歳にして初めて、お客様にお金を払って聴きに来ていただく形のライブに出演しました。基地の町、福生にある、素晴らしい雰囲気のライブハウスUZUで、Vocal, Guitar, Piano, Wood Bass, Drumsの編成で行いました。バンドの演奏活動はたいへん楽しいのですが、今回は正直、かなり緊張しました。途中で、少し燃料(お酒)を補給してからは、緊張もほぐれてきて、リズムのノリも良くなってきました。いろいろ、勉強になる貴重な経験でした。盛り上げてくれたお客様に感謝!!

Set list

1. When you are smiling

2. Bye Bye Blackbird

3. Moon and Sand

4. Summertime

5. All of me

6. My Blue Heaven

7. I'm in the mood for love

8. September in the rain

9. On a Slow Boat to China

10. Lament

11. Alice in Wonderland

12. Loving You

13. My One and Only Love

14. You've got a Friend

15. Over the rainbow

2014年

5月

26日

バンドの楽しみは、チームワーク

音楽は、私の趣味のなかでも中心にあるものです。聴く、演奏する、いずれも楽しいものですが、なかでも、仲間とバンドを結成してライブを行う楽しみは、格別です。

1993年~1997年の間、男性4声のジャズコーラスグループを結成して、ライブをやったり、CDを作ったりして楽しんでましたが、それから最近まで、バンド活動は休止していました。今年になって、久々に今度は楽器(Instrumental)のバンドを組んで、5月9日に友人を招いて初ライブをやりました。来てくれたお客様は、みんな友人ですから、素人バンドの演奏にも、みなさん最高に盛り上げていただいて、楽しい時間を過ごすことができました。

バンドの活動で一番大事なものは、何でしょうか? 個々人の技量?ではないですね。やはり、一番大事なことは、共通の目標を持つこととチームワークだと思います。私が仕事にしている経営合宿と全く同じですね!

今回のライブの演奏曲目と私が担当した楽器を、ここに書き留めておきます。

1.海の見える街/ Drums

2.East of the sun/   Piano

3.夜空のムコウ/  Bass

4.君たちキウイ・パパイア・マンゴだね/  Drums

5.Danny Boy/  Piano

6.Girl Talk/  Piano

7.September/   Drums

8.Street Life/  Piano

9.あまちゃんのテーマ/   Drums

10. Moon and Sand/   Piano

11.ハナミズキ/   Drums

12.That's what friends are for/   Drums

2013年

12月

27日

またひとつ歳をとりました

クリスマスの日に、写真の数字の歳になりました。この歳になっても、やりがいのある仕事の場が与えられていることに感謝し、来年もがんばろうと思った一日でした。忙しくて遅れていた会社の決算、納税も今日ぎりぎり済ませることができました。それでは皆さま、良いお年をお迎えください。

2013年

9月

22日

ピザを焼きました

なんと、7ヶ月ぶりのブログ更新です。私の知人には、もう10年近く、一日も欠かさずにブログを更新している人もいますが、私は駄目です。最初は、月に2回の更新が目標だったのですが、ついに最長不倒期間、7ヶ月を記録しました。この間、なんだかんだと、いろいろあり、ブログを書く気分でなかったからです。今日は、久々に気持ちに余裕があり、「たまにはブログでも」という気分になりました。写真は、友人から譲り受けたピザ釜を、富士山麓に設置し、自作の道具でピザを釜に入れているところです。世の中に美味しいものは多々ありますが、炭火で焼いたピザというのも、たいへん美味しいですね。少し、赤ワインを飲みすぎましたが。。。。愛犬、虎二郎も富士山麓の自然に慣れてきました。久々に、のんびりした時間を楽しみました。

2013年

2月

26日

私が尊敬する人は父です

学生時代の友人S君は、よく「一番尊敬しているのは自分の親父」と言ってましたが、当時私はそれを聞いて「かっこいいなぁ」と思っていました。しかし、当時は冷静に考えても、自分の父親が世の中で一番尊敬に値するという確証も持てず、漠然とS君はすごいなぁ、と思っていました。

あれから40年(どこかで聞いた台詞ですが)この2月5日に、私の父が93歳で他界しました。20年前に母が亡くなってから10年間、父は一人暮らしで頑張りました。その後10年は私が暮らす高尾に来て、一緒に過ごしました。最後の6年間は軽度認知症のため、グループホームに入居し、ホームの皆さんの家族のような介護を受けながら暮らしました。母が亡くなってからの20年間、父はいろいろと苦労も多かったことと思いますが、愚痴を言うのを聞いたことは一度もありません。最後まで、周囲の人に感謝の意を伝えながら、穏やかに大往生を遂げました。曲がったことが大嫌いで、いつも家族や周囲に優しかった父。自分のことよりも、いつも周囲のことを優先してきた父。 私はとても超えられそうにありません。

今は、私も言えます。「一番尊敬している人は父です。」

今ごろは、天国で、母と熊二郎と一緒に楽しく過ごしていることでしょう。

2013年

1月

03日

今年は日本が本気で変わり始める年に

新年あけましておめでとうございます。

メルマガ読者の皆さまは、どのように新年を迎えられましたか?
私は、ささやかなチャレンジをしてみました。

 

近年は、年越しといっても、ほぼいつも通りの生活をして、いつも通りの時間に寝てしまうのですが、今年は、よく行くジャズの店の「年越しカウントダウンライブ&新春朝までジャムセッション」に参加しました。大好きなジャズの生演奏に浸りながらの年越しは、たいへん楽しかったです。仲間と乾杯をしたあとは、朝までジャムセッションですが、流石に一時過ぎには、疲れを感じてリタイアとなりました。でも、ちゃんと演奏してきました。一曲だけですが。

 

さて、今年はどんな年にしたいかといいますと、「日本が本気で変わり始める年」にしたいと思います。ちょっと大きく出ましたが、正月酒に酔った勢いではありません。

 

これまでの数年間、変革だ、イノベーションだ、グローバル化だ等々、いろいろ掲げながらやってきたのですが、結局のところ、本気でやってこなかったのではないかと思います。その結果が、今の、このお正月の日本なのではないでしょうか。

 

アメリカは「財政の崖」だそうですが、日本は何と表現すれば良いのでしょうか。まだ崖の上にいるのでしょうか、私たちは?

 

見たくないものから眼を逸らしたまま、自分の既得権の中でなるべく楽に過ごしていくのも限界です。「日本が変わり始める。。。」と大きく出ましたが、このような状況は、私たちの周りのごく身近なところにもいっぱいあります。自分の会社、組織でも、自分が住んでいる地域社会でも。

 

日本が本気で変わり始めるには、関係者が「事実から眼を逸らさず、本気で話し合う」こと以外に解決の方法はありません。

 

この極めてシンプルな解決方法を信じて、今年一年、与えられた機会と課題に対してチャレンジしたいと思います。

 

今年が皆さまにとって素晴らしい一年になりますように。

2012年

10月

31日

KGK3期目を迎えるに当たって

新しい家族 トラ
新しい家族 トラ

ブログの更新が2ヶ月も滞ってしまったのは、愛犬熊二郎の急逝ショックのため、叙情的な文章を書く気持ちになれなかったためです。四十九日が過ぎるころ、少しずつ事実を受け容れる気持ちになり、それから新しい家族虎二郎を迎えました。虎二郎も、黒い柴犬ですが、熊二郎はハンサム、虎二郎は愛嬌者という感じです。時は流れ、世代は交代します。諸行無常でしょうか。

 

さて、今日はKGK2期目の期末に当たります。ちょうど一年前、2期目スタートのブログにはこんなふうに書いてありました。「お客様と一緒に合宿を実践し、合宿ノウハウにさらに磨きをかけて、自分の会社を少しずつ育てていこうと思います。良い仕事をして、お客様に感謝されて、自分も成長する、この喜びは仕事からしか得られないものだと思います。 」

 

1期目は前職時代からのお客様の仕事が中心でしたが、2期目は新しいお客様からの仕事も少しずつ増えてきています。新しい出会いがあり、新しい信頼関係が出来ていくのは、たいへん刺激的です。3期目は、仕事の量も少し増やしていこうと思っています。

 

新党結成の石原さんも、JALを再生に導いた稲盛さんも80歳ですから、私なんぞは、まだまだです。自分に気合を入れて、明日からの3期目をスタートします。

仕事(KGK)、貢献(大学講師)、趣味(ジャズピアノ)のバランスを保ちながら、人生を楽しみます。

2012年

8月

30日

天国に逝った熊二郎

我が家に来た頃のクマ
我が家に来た頃のクマ

このブログには、人生のことも書くことにしているので、たいへん悲しいことではありますが、愛犬の急逝について書き残しておこうと思います。

 

黒柴(黒い柴犬)の熊二郎は、2007年1月26日に赤柴(茶色の柴犬)の両親の子として生まれました。その年の春、私は柴犬専門のショップが出しているホームページ上で初めて熊二郎の写真を見ました。そこで何か運命の糸のようなものを感じて、数日後ショップに熊二郎を迎えにいきました。

 

それから5年半、熊二郎はいつも私と一緒でした。ずっと家の中で飼っていたので、まさに家族の一員でした。たいへんなグルメで、夕食時は、私の左横にピタッとくっついて、私の左手から、美味しいものを一杯食べました。

 

一日に一回は、ストレス解消のために居間を運動場にして、暴れまわります。その時は、眼が銀杏のようないたずらっぽい眼になって、これまた可愛いのです。

 

海外旅行の時は、流石に動物病院併設のペットショップに預けましたが、国内旅行はいつも一緒でした。箱根、伊東、八ヶ岳、那須、新潟など、たくさんの楽しい思い出ができました。

 

そんな熊二郎が、7月になって食欲が落ちて、元気がなくなりました。しばらくの間、動物病院に通ったのですが、回復の兆しが見えないので、8月3日精密検査が出来る高度動物医療センターに行きました。診断の結果は、悪性のリンパ腫で、治療方法は無く、余命1~6月との宣告でした。

 

それから、体力維持のために毎日点滴に通いましたが、8月18日の未明に力尽きて天国に逝きました。火葬をして、遺骨を持ち帰り、庭にお墓を造りました。富士山麓の散歩が大好きだった熊二郎の墓は、富士の溶岩を墓石とし、鳴沢村に群生しているミツバツツジを植えました。

 

今頃は、天国で、大の犬好きだった母に可愛がってもらっているだろうと思います。熊二郎、たくさんの幸せな時間をありがとう!

2012年

7月

31日

楽しかったジャズキャンプ

今日は軽い話題でいきます。私のジャズピアノの活動も、最近はかなり広がってきました。先日知り合いになったプロのベーシストのAさんは、なんと私と同じ町内にお住まいだと言うことが分かり、共通の趣味も多く、すぐに意気投合しました。7月の某週末に、Aさんが主催するジャズキャンプに誘われて参加しました。

 

私は、仕事でも「合宿」をメインに行っているので、遊びのキャンプも大好きなのです。

 

山の中のキャンプ場を一晩貸切にして、セッションを行います。楽器や音響装置の搬入・設置、バーベキューの準備・調理、みんなそれぞれに自分の得意分野で協力して進めます。私は、楽器の運搬(車がハイエースなので)、それに料理はトウモロコシの塩茹でを担当しました。

 

プロのジャズミュージシャン、アマチュアでもセミプロ級の方、私のような初心者、その家族など、老若男女が50人近く集まりました。夕方、美味しい子豚の丸焼きを食べて、ビールで乾杯したら、セッションの始まりはじまり~。私は、ピアノで6曲ほど演奏しました。初心者でも、プロやセミプロ級の皆さんが、しっかりサポートしてくれます。

 

ほろ酔い気分で、オープンエアの中で聴く生楽器の音は素晴らしい! 16時頃から始まったセッションが終わったのが、午前1時頃。私は、その時点で体力尽きて、ハイエースの中で寝てしまいましたが、話が尽きない人たちは午前3時ごろまで語りあったそうな。。。。

 

キャンプ(合宿)の良いところは、みんなあっという間に親しくなれること。大自然の中で、みんな素直になれること。これは私が仕事でやっている経営合宿でも、まったく同じです。

 

人の演奏を聴くジャズキャンプより、自分が演奏に参加するキャンプの方がずっと楽しい。
仕事の合宿でも、講師のレクチャーを聞いているよりは、自ら議論に参加した方がずっと楽しい。これもまったく同じです。

 

やっぱり合宿は、仕事も遊びも最高だな、と思いつつ、高尾の森を下りました。
また、来年のジャズキャンプが楽しみです。

2012年

6月

27日

組織における合意形成の重要性と困難性

このブログに政治絡みの話は書かないことにしているのですが、消費税関連法案に関わる民主党の現状を見ながら、改めて組織における合意形成について考えさせられました。実は以前から、こういう問題は、多くの日本企業、それも大企業にも内在しているのではないかと感じています。

 

組織が掲げる大方針、基本方針に対して、構成員個人として異を唱えることは、それなりの覚悟が要ることですが、終身雇用的文化が根強く残っている日本の大企業内において表立って異を唱えることは非常に難しく、その異論は内部で燻り続ける状況になりがちです。

 

組織にとって、異論が表に出ず、部門や個人の内部で燻り続けている状態は、健全な状態とは言えません。会社が上手く回っている間はまだ良いのですが、困難な状況に陥り、それを全社員が一致結束して乗り越えなければならないときに、この「燻り続ける異論を放置してきたこと」が障害となって顕在化する状況を、私は何度も見てきました。

 

したがって、内部の異論は、表に出ていないから良しとするのではなく、経営者や部門長は積極的に異論を掘り出して、関係者と真摯に議論することが求められます。

 

どんな組織であれ、全構成員の考えが一致しているとは限らないし、むしろそういうことは稀なのです。だから、異論があることは当然であり、悪いことではありません。むしろ、異論がまったく出てこないような状況であれば、それはかなり不健全な組織だと考えた方がいいでしょう。

 

KGK式経営合宿でも、最終的に合意された結論に全員が腹の底から賛成していることは稀です。しかし、KGK式は異論を積極的に掘り出し、真摯に、徹底的に議論した末に最終結論を出すようにしています。最終結論に腹の底から賛成でない人も、結論に至る経過と、その過程において自分は十分意見を言ったことを認識しています。だから、実行段階において一致協力できるのです。積極的協力はできなくても、消極的協力をしてくれる人に、私は何度も感謝しながら仕事をしてきました。

 

さて、皆さんが所属する組織はいかがですか? 異論を見つけたら、積極的に掘り出して真摯に議論しようではありませんか。そういう地道な努力の先に組織の成長があると思います。

2012年

5月

28日

ジャズドラム~身体を動かすことの大切さ~

私が還暦を過ぎてからジャズピアノのレッスンに通い始め、ジャムセッションに参加するようになってから新しい、楽しい世界が広がったことは、このブログでも何度か書きました。

 

最近、ピアノはまだまだ道半ばなのに、ドラムの練習を始めました。以前からちょっと遊びで、ライブハウスのドラムを触らせてもらったりしていたのですが、もう少しちゃんと練習する環境を整えようと、自宅にデジタルドラムを導入しました。

 

あの日野原先生もおっしゃってます。「人間は何歳になっても新しい事に挑戦していれば、いつまでも若々しくいられる」と。

 

昨日、初めて延べ3時間ほどデジタルドラムを練習したのですが、新たな発見が!「肩凝りが治る」のです!! 私は、幼少時から筋金入りの肩凝り症なのですが、ドラムの練習をすると全身運動、有酸素運動のせいか、肩凝りが楽になりました。
腰への負担はありますが、首、肩、腕の凝りはずいぶん良くなります。

 

ということで、ピアノの練習で肩が凝ったら、ドラムを叩いて肩凝りを治し、同時にストレスも解消してしまおうと思っています。

 

こんなことも、実際に身体を動かしてみて初めて分かる発見です。

 

経営改革も同じです。論理的に議論して最適解を突き詰めることは重要ですが、一通り議論したら、あとは実行してみる=身体を動かしてみることをお勧めしています。

 

KGK式経営合宿を締め括るときには、必ず、実行体制、実現時期を合意することにしています。実行することによって、また新たな貴重な発見が得られるはずです。そして新たな展望が拓けてきます。

2012年

4月

30日

新しい仕事の報酬

4月から大学で「航空とICT」について週一回講義をすることとなり、これまでに3回の講義を実施しました。

 

春学期15回分の講義資料は、3月末までにほぼ完成させておいたので、ある程度余裕を持ってこの仕事を始めることができました。

 

講義内容は、これまで私が事業会社で蓄積してきた知識や知恵を体系的に整理して
伝えることが中心になりますが、加えて私自身の体験談も話をするようにしています。これは、何かを教えるのではなく、経験したこと=事実をそのまま伝えて学生の皆さんが自ら何か得て欲しいというつもりで話をしています。

 

「モリゲンのワンポイント体験談」というコーナーを設けて、講義時間の一部を割いて話をしています。学生の皆さんが、授業の最後に出席票にコメントを書いてくれるのですが、「体験談はたいへん参考になる」「すごく面白かった」「私だったら、そのときこうしたと思う」「絶対続けてください」「次回が楽しみ」といったコメントであふれています。

 

授業のあとで、出席票をゆっくり読むのはたいへん幸せな時間です。自分がやってきたことが、若い人たちの役に立ち、感謝される。これこそ、最高の「仕事の報酬」だと思います。

 

KGK式経営合宿の最後でも、参加メンバー全員に「合宿の感想」を書いてもらい、それを読むのはたいへん楽しみなのですが、世代がぐっと若い大学生のコメントを読むのは、また違った新鮮な発見もあり、私にとっても得るものが多いです。

 

実務家出身の教員として、週一回ではありますが、全力で自分の持っているものを
伝えていきたいと思っています。

2012年

3月

24日

風邪の功名?

ここ数年は、ひどい風邪を引いたことはなかったのですが、今週はかなりひどいやつにかかりました。お医者さんで抗生物質をもらって一週間飲み続け、ようやく完治しそうな感じになってきました。熱が出なかったのは幸いでした。
 
この間、外出する予定を3件キャンセルして周囲に迷惑をかけてしまいましたが、家に籠っている間は、先々回のブログでご報告した「半年分の講義資料を3月末までに完成させる」ことに集中しました。一回の講義で使うPowerpointの枚数が約30枚として、その15回分、450枚を作成するのですが、風邪のおかげで自ら宣言した達成期限よりも数日早めに完成させることができました! それにしても450枚!、一部は過去の資産の再利用が可能とはいえ、2ヶ月間でこんな大量の資料を作ったのは初めての経験でした。
 
講義資料の骨格が完成すると、気分的にも余裕が出てきます。あとは、各回の講義の直前に最終的なリファインをすることで、自分でも納得がいく講義ができるだろうと思います。若い人達との交流が今からとても楽しみです。
 
前にもこのブログに書きましたが、私が少し大きな仕事に取り組むときのパターンは

 

①周りに期限を公言して自分を追い込む

 

②どこかで集中的に思考・作業して、期限に余裕を残した状態で骨格全体を完成させる


③期限直前にもう一度全体を冷静にReviewしてリファインする

 

といった感じです。
 
今回の作業は、「分量が非常に多い」種類の仕事で、何日も忍耐づよく取り組む必要があり、どちらかというと苦手のタスクなのですが、風邪の功名でなんとか②を達成することができました。
 
風邪さん、ありがとう! でも、もう当分来ないでいいよ~!

2012年

3月

19日

ジャムセッションの楽しみ

今年になってから、ジャズの新しい楽しみに浸っています。聴くだけでなく、自分で弾くだけでなく、ジャムセッションに参加する楽しみです。

 

最近は、プロのミュージシャンの演奏を楽しむだけでなく、私のような「素人さん」でも、それなりにジャムセッションを楽しむことができるライブハウスが増えてきました。どんなふうにやっているのか、少しご紹介したいと思います。

 

知り合いでも友達でもない、たまたま同じ時間に同じ店で一緒になったお客さん同士が、楽しくセッションに参加できるように、いろいろな工夫がされているのです。

 

まず、ホストバンドというプロのサポートがつきます。和音を出せるピアノかギター、それにベース、ドラムスという3名程度のサポートが多いようです。さらに、その中の一人がセッションリーダーとして全体の仕切りをやってくれます。

 

お客さんの方は、店に入るとまずチェックインします。ノートに、自分の名前と演奏する楽器を書き込みます。何人かチェックインした頃合を見て、セッションタイムの始まりはじまり~。

 

最初の1曲は、プロのホストバンドの演奏です。これを聞いているうちに、お客さんの気持ちも次第に乗ってきます。2曲目からは、お客さんも交えたセッションになります。まず、セッションリーダーがお客さんの名前を呼びますので、呼ばれた人はステージに上がります。初めてのときは、ちょっと緊張します。

 

演奏する曲は、お客さんが決めます。リズムやテンポ、イントロやエンディングなども原則はお客さんの方が指定します。どんな曲を指定されても、しっかりサポート演奏できるプロの実力は流石です。

 

ピアノの私が呼ばれた場合を例にとると、私が例えば「星影のステラをゆっくりめのスイングでやりたい」というと、セッションリーダーはお客さんの中に、サックスやトランペットの人がいれば参加を促します。自分も参加したいというお客さんも自分の楽器を持ってステージに上がってきます。

 

「イントロは最後の8小節で、ピアノから先に出ます」などと、簡単な打合せをして即演奏開始。練習というのも、やり直しというのも、ありません。最初に、管楽器が曲のテーマ(メロディ)を吹いたら、それから順番にソロ(アドリブ)を演奏して、最後またテーマに戻って終わりというのが、標準的なパターンです。

 

素人は、時々今何処を演奏しているのか分からなくなることも少なくないのですが、そこは、ホストバンドの方が節目が分かるように音を出してくれたりして、助けてくれます。

 

皆で協力してまずまずの演奏が出来たときは、本当に幸せです。ちょっと失敗した時は、次回はここを注意して頑張ろうという気持ちになります。新しい友達もたくさん出来ました。

 

このジャムセッション、ある種の緊張感を持ちつつも、技量経験も異なる素人が初めて合奏するということで、失敗しても温かい応援を送ってもらえるような、良い雰囲気の中で行われます。みんなジャズが大好き、セッションを気持ちよく楽しみたいという共通の基盤があるからなのでしょう。それから、温かい雰囲気を
演出してくれるセッションリーダーの存在も大きいです。

 

KGK式合宿もまったく同じです。いい議論をするためには、メンバー間の相互理解、相互信頼という共通基盤が必要です。それに、緊張感のなかにも、リラックスして議論できる雰囲気をかもし出す座長の力ですね!

 

2012年

2月

23日

「分かっている」を「伝えられる」ようにするために

4月から某所にて週一回の講義を半年かけて行うことになり、今月から講義資料の作成に着手しました。講義のテーマは、私が事業会社の時代に長く経験した業務に関するものです。つまり、私にとっては「全て分かっていること」を話せばいいのです。

 

しかし、講義資料を作り始めてから、ずいぶん時間がかかることに気がつきました。
分かっていることを、領域別にパワーポイント化していくのですが、実は私は何が分かっていたのか、自分でもきちんと整理が出来ていないことに気がつき、少しショックでした。

 

ということで、今たいへんな時間を費やして講義資料を作っています。

 

上記の課題を解決するために、私が採っているプロセスは次の通りです。

 

①私が「分かっている」ことを、ひたすら書き出す(可視化)
②書き出したことを理解し易い形に並べ替える(構造化)
③並べ替えた形(構造)が意味することを言葉にする(意味づけ)

 

名選手が名監督になるためには、分かっていることを、伝えられるようにするための
たいへんな努力があるのだと思います。

 

3月末までに、半年分の講義内容の骨格は全て完成させることを目標に、久々に気合を入れて仕事をしています。寝食を惜しんでまでとは言えませんが、少しでも時間がある時はPCに向かい、この挑戦を続けています。②の作業には、マインドマップが大きな効果を発揮してくれます。

 

現時点で55%ほど出来ています。最終結果はまた3月末ごろのブログで報告します。

考えてみますと、KGK式経営合宿でリアルタイム議事録を作成することは、上①②③
とまったく同じですね。多くの人に理解、納得してもらうために、この努力は必ず必要なものだと思います。

2012年

1月

31日

焦燥感と無力感から脱却する方法

今日ほど、我々日本人にとって、解決しなければならない重大な問題が山積している状況はありません。

 

安全保障、エネルギー政策、国家財政、税制と福祉、国際貿易、等々、いずれも国民生活の根本に係わる重大な問題が際限なく先送りされています。

 

なんとかしなければという焦燥感と、自分ではどうにもできない無力感が日本を覆っているように感じます。

 

なんとかせねばならないが、どうにもできない。ではこの先どうなっていくのか、という不安が募ります。

 

この先どうなっていくのかを考える際には、歴史に学ぶ(つまり、これまではどうだったのか)のが定石です。

 

過去に重要な問題を放置し続けたら最終的にどうなったでしょうか。

 

ここで事例を挙げて考察を試みるまでもなく、問題を放置し続ければ、さらに状況は悪化し、限界を超えると「破綻」が起きるということに尽きるのではないかと思います。

 

つまり、今我々日本人が、根本的な問題の多くを先送りしているその先には、「多くの深刻な破綻の連鎖」があると考えるのが自然です。

 

似たようなことは、破綻した企業や組織についても言えます。企業が財務的に破綻して倒産に至るまでには、多くの重大な問題が先送りされ続けた長い期間があります。

赤字の事業からの撤退を先送りし続け、経理上のテクニックで取り繕わざるをえなくなる。社内外への公正な情報開示が行われなくなり、社内の信頼関係が崩れていく。顧客が離れていく状況が顕在化しても、有効な手を打つ創造性も財務体力も枯渇している。。。。といった、破綻の連鎖が起きているのです。

 

こうなってくると、組織全体に焦燥感と無力感が蔓延するのです。

 

さて、こういう状態から脱却するにはどうしたら良いのでしょうか。

 

KGKは、合宿を活用して脱却する方法を推奨し、実際に成果をあげています。
その方法は、次の通りです。

1.多くの山積する問題の中で、最も深刻で根深い問題を特定する。
  (そのためには、放置し続けたらどういうことになるのか、冷静に
   想定してみることが不可欠です)
2.最も深刻な問題を特定したら、その問題の主要関係者を集めた合宿を
  行い、本音で徹底的に討議して解決策、解決する時期、解決策を実行
  するリーダーと推進体制を合意します。

 

ここでのポイントは、「最も深刻な問題」から取り組むということです。多くの問題が先送りされ続けた状態では、「多くの問題を総合的に解決する方法」を見出し合意することは、ほとんど不可能だからです。

 

また、「手をつけやすい問題」からやっていくのは、結局のところ、一種の問題の先送りでしかないから、何も解決しません。

 

もうひとつのポイントは、「関係者が腹に落ちるまで徹底的に議論する」ことです。「最も根深い問題」ですから、全権を掌握している創業者社長でもない限り、トップダウンでやろうとしても、組織は動きません。

 

我が国が抱える問題についても、私は同じ手法をとるべきだと思っています。

 

さて、皆さんは我が国の「最も深刻で根深い問題」は何だと思われますか?

 

即答できる方は少ないと思いますし、人によって意見は異なるでしょう。

 

最も深刻で根深い問題を特定するには、放置し続けたらいったいどうなるのか、を真剣に冷静に考え続け、議論し続けるしかありません。ここから目をそらしてしまえば、そこで終わりです。

 

企業でも、組織でも、それは同じことだと思います。

2012年

1月

01日

新年あけましておめでとうございます

今年も無事に新年を迎えられたことに感謝。

 

私の年越しは、いつも地味です。

夕飯に年越し蕎麦を食べたあとは、少しテレビを見たりしますが、すぐに飽きて消してしまいます。いつものように、ゆっくり寝る支度をして、眠くなったときに眠ります。年越しの瞬間は、夢の中でした。

 

さて、2012年、私の目標です。

 

  1. KGK式経営合宿は、ライフワークとして今年も全力で取り組む。
  2. 昨年から本格的にレッスンを開始したJazzPianoは、今年も全力で取り組む。
  3. 上記1.2をきちんと実行する前提で、仕事と趣味に係わる人的ネットワークの拡充に積極的に取り組む。

 

特に3は、どちらかというと人見知りするタイプの私にとっては、新たな挑戦です。

還暦以降の充実した人生のためには、仕事も趣味も人間関係が大切だと考えて、目標に追加しました。

 

それでは、皆さま、今年もよろしくお付き合いのほどをお願いいたします。

 

2011年

12月

29日

年末を迎えて~判断基準の修正が必要~

会社や組織に属して仕事をしている方は、昨日か今日のいずれかが仕事納めになったことと思います。1年間、お疲れ様でした。私のように、個人会社で仕事をしていると、仕事納めという感覚はあまりありません。私の仕事は常にオンデマンドですから。

 

さて、大震災、原発事故という未曾有の危機を経験した今年。災害に遭われた方々には、改めてお見舞い申し上げます。

 

大震災に対しては、「絆」「頑張ろう日本」「諦めない」という言葉に見られるように、団結して危機を乗り越えようとする姿勢が随所に見られました。

 

一方で、原発事故に対しては、危機管理体制、情報公開の在り方、監督官庁と事業者の関係など、多くの問題提議がなされました。

 

これらのことを通して、私は今、自分の判断基準の修正が必要になってきたと感じています。

 

例えば、原発については、化石燃料の枯渇、大気汚染、地球温暖化の防止の切り札として、私は肯定的な(少なくとも否定はしない)判断をしてきました。しかし現実には、環境を守るはずの原発が、放射能汚染という形で環境を破壊しました。

 

世の中には、想定を超える震災が原因なのだから仕方がない、と冷静な認識を強調する方もおられますが、私は今回のことから、いろいろな物事に対する自分自身の判断基準を修正する必要があると強く感じています。

 

それは、原発だけでなく、国家財政と社会福祉と税制の関係、ビジネスのグローバル化と地域社会の雇用の関係など、多くの課題に対しても同様です。

 

その感じ方を上手く説明するのは難しいのですが、たぶん判断をする際に「経済」
という評価項目のウェイトを低下させ、「社会的安定」といった概念の評価項目を重視することのように思います。

 

私は今、今年起きた大災害を通して、自分の価値観を修正しようと思っています。

皆さんは、いかがお考えでしょうか。

 

来年は良い年にしたい! と、今年ほど強く願う年末はありません。

2011年

12月

04日

師走、「一年の計」のその後

師走に入り、残すところ1ヶ月を切りました。10月末には、会社(KGK)としての第一期を締め括りましたが、もうすぐCalender Yearの締め括りです。

 

1月3日付けのこのブログには次のように書きました。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

一年の計は元旦にありと言いますが、皆さんどんな計画を立てましたか。私は二つです。

 

①KGKのビジネスを軌道に乗せること

 

②長く遠ざかっていたジャズピアノの練習を再開し、人前で演奏できるレベルになること

 

どちらも少々チャレンジングですが、頑張ります。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

さて、まだひと月残っていますが、それぞれに点数をつけると①は60点、②は70点といったところです。

 

ビジネスの状況は前回のブログで報告しましたので、今日はジャズピアノの状況を報告します。

 

一年の計で宣言してから、ピアノ教室に通い始め、素晴らしい先生に巡り合うことができました。今年の後半になると、先生が出演しているライブハウスで、私も毎月1回、2、3曲演奏するようになりました。

 

これが「人前で演奏できるレベル」になったかどうかは、かなり疑わしいのですが、私が演奏した後に急に店を出た人もいないので、一応70点ぐらいの点数をつけたわけです(汗)。

 

昨日、今年から通い始めたピアノ教室の発表会があり、写真のようにステージで演奏しました。曲目は、On Green Dolphin Street、アレンジはJoe Sample風です。

 

この発表会、ちょっと驚きました。クラシック音楽の場合、発表会の前は、当然リハーサルを行うと思うのですが、ジャズの場合はなんと「ぶっつけ本番」なのです。

 

私自身は、当然ながら発表会に向けて、自分のパートを猛練習して臨むわけですが、ホストバンド(ドラムス、ベース、ギター)の皆さんとは、本番当日を含めて、一度もリハーサルをしないのです。

 

ですから、ステージの上で初めてバンドの皆さんに会い、ちょっと会釈して、いきなり演奏を開始しました。これがジャズの難しいところであり、また楽しいところでもあります。曲の出だしはちょっとぎこちない感じで始まりましたが、だんだん私の考えているアレンジに合わせてくれるようになり、中盤からはノリも感じられる演奏になりました。

 

来年は、もっともっと上手になるように頑張ろうと思います。

 

さて、この「ぶっつけ本番」のジャムセッション、どこかKGK式経営合宿に似ています。

 

KGK式合宿も、シナリオは準備せずに、議論の流れにまかせることが基本だからです。

 

慌しい師走、皆さまもお元気でお過ごしください。

2011年

11月

01日

KGK第2期目のスタート

KGKの会計年度は、11月~10月なので、今日から第二期目に入りました。

 

1年前に会社員を卒業した際に、とりあえず自分の活動の場として会社を設立したのですが、いろいろ新しいことに挑戦しているうちに、あっという間に一期目が終わったという気がしています。

 

会社を作って良かったと思うのは、設立目的の通り、ライフワークである経営合宿を実践する場として会社が機能してくれたことです。第一期中に経営合宿や講演等を受注し、実績を上げることが出来ました。

 

もうひとつ良かったと思うのは、「会社」というものの全体像を把握できたことです。特に、経理、税務、社会保険などをきちんと理解できたことは大きな収穫でした。経費節減のために、設立登記、税務・社会保険関係の届出、ホームページの立ち上げ、契約書類の整備、経理処理など、一切専門家の力を借りずに自分でやってきました。

 

全てが初めての経験であり、全て自分で調べながらやるので、かなりの時間を費やすことになったのは事実です。しかし、自分で調べ、自分で実務をやったおかげで、「会社」を運営するというのはどういうことか、頭だけではなく、体で分かることができました。第一期としては、決算、確定申告等の作業が残っていますが、勉強を積み重ねてきたので、あまり心配していません。既に、仮決算を行ってみましたが、償却費計上、期末残高等の計算も問題なさそうです。

 

さて、今日から二期目がスタートしました。お客様と一緒に合宿を実践し、合宿ノウハウにさらに磨きをかけて、自分の会社を少しずつ育てていこうと思います。良い仕事をして、お客様に感謝されて、自分も成長する、この喜びは仕事からしか得られないものだと思います。

 

2011年

10月

14日

じっくり時間をかければ成功する 岩魚の骨酒と経営合宿

美味しそうな岩魚が手に入ったので、自分で焼いて骨酒にしました。日本酒の楽しみ方には、冷酒、常温、ぬる燗、ヒレ酒など、いろいろありますが、少し肌寒い季節になったら岩魚の骨酒が最高です。アウトドアで自分で焼いて、熱燗の酒を注げば、至福の味が体に沁みわたります。

 

もう何年も前のことですが、最初に岩魚の骨酒に挑戦したときは、みごとに失敗しました。わざわざ山中の養魚場まで車をとばして岩魚を買ってきたのですが、骨酒にしてみると、魚の生臭い味と酒が混じりあって、とても飲めたものではありませんでした。骨の中まで、完全に焼かないと駄目だと、あとで知りました。

 

今回は、遠火の炭火で3時間ぐらいかけてじっくり焼き上げたので大成功でした。

 

私のライフワークである経営合宿でも、議論のための十分な時間を確保することが必須要件です。既にある結論をメンバーで共有する合宿であれば1泊2日で十分なのですが、難しい課題を解決するとか、無から有を生み出さなければならない合宿の場合は、必ず2泊3日で行うことにしています。

 

ときどき「みんな忙しいから、なんとか1泊2日でできないか。」「2泊3日だと皆が集まらないので、1泊2日にしたい。」という要望をいただくことがありますが、時間に追われてじっくり議論できないような合宿は意味がないので、お断りするようにしています。

 

やっぱり遠火でじっくり焼くと成功するんですね、骨酒は。
焦って近火にして短時間で焼き上げようとしても、上手くいきません。

 

なんとなく経営合宿に似ていますね。

 

それでは読者の皆さまも、秋の夜長を美味しい骨酒とともに楽しんでください。

2011年

9月

30日

決算を体で分かる

KGKを設立してまもなく1年を迎えます。会社設立の手続きから、毎月の経理処理までほとんどの事務処理を専門家に依頼しないで、自分で勉強しながらやってきましたが、間もなく会計年度を締めて、決算、法人税申告に初挑戦することになります。

 

会社設立時に利用したインターネット上の会社設立支援サービス会社からは、3ヵ月に一度ぐらいの頻度で電話があり、「決算はたいへんだから、税理士にお願いした方がいい」「土壇場になってお願いするとたいへんなことになるので、決算日の二ヶ月前ぐらいなったら会計事務所にお願いした方がよい」という忠告をいただきます。

 

いろいろな情報を調べてみると、たしかに決算は素人には難しいようですが、もう二ヶ月前は過ぎてしまったこともあり、腹を括って自力で行うことに決めました。

 

会社設立後まもなく、買ってきた会計ソフトで個々の取引を仕訳入力し始めた際に、頭では分かっていたつもりでも、実際にやってみると色々判断に迷うことがあり、やはり実際にやってみて初めて体で分かる状態になるものだと実感しました。

 

そこで、決算についても、体で分かるようになるために、敢えて自力挑戦することにした次第です。

 

ネット上の書き込みを見ると、「素人が膨大な時間を使って決算処理をやるよりも、それは専門家に任せて事業そのものに注力した方がよい」とする見解が支配的であり、私も確かに冷静に考えればその通りだと思います。

 

土壇場でお手上げにならないように、最近少しずつ勉強を始めましたが、改めて各種制度、手続きの複雑さ、煩雑さに少々怯みます。

 

しかし、もう決めたことだし、このブログにも書いてしまったので、最後まで自力でやり遂げることにします。

 

この挑戦の結果がどうなったかについては、年末頃のブログで報告したいと思います。


 

2011年

9月

13日

ダッチオーブンとKGK式経営合宿

週末に友人たちとBBQを楽しみました。友人のひとりがダッチオーブンを持参し、パエリアを作ってくれました。その味はまさに感動でした!

 

私は、これまでBBQといえば、炭火で肉を網焼きにするのが最高だと思っていました。でも今回は、そのあとに食べたパエリアが上でした。

 

肉の網焼きは、いかに上質の肉を手に入れるかが勝負です。もちろん、火加減とか焼き方とかもありますが、なんと言っても肉自体が決め手になります。

 

一方、ダッチオーブンで作ったパエリアは対照的です。米、蛸、貝、海老などを入れて煮るのですが、これらの材料に特別高級なものを使わなくても美味しいパエリアが出来るのです。ダッチオーブンという高熱密閉空間の中で、これらの素材が融合し、絶妙の味と香りが生まれるのです。

 

考えてみれば、この「網焼きステーキ」と「ダッチオーブン」の対照は、まさに「カリスマリーダー依存型の改革」と「KGK式経営合宿による改革」の対照と似ています。

 

長く放置された根本的な問題が解決できないとき、誰もが「どうすべきかは分かっているけど、推進するリーダーが居ない」と嘆き、強力な指導力があるリーダーの登場を待望します。しかし実際に、そういうリーダーが現われることは稀なのです。社内に居なければ、外からスカウトするという手もありますが、これも簡単ではありません。

 

KGKは、リーダー人材の不足を嘆いているより、今居る人が集まって合宿し、本音で徹底的に話し合えば、必ず課題の解決策を合意できるというのを基本理念としています。

 

カリスマリーダーがいなくても、今居る人が強いチームを作れば懸案を解決することが出来ます。高級牛肉も美味しいですが、今ある食材をダッチオーブンで料理すれば、絶妙の味が生まれます。人間を食材に例えるのはケシカランと叱られそうですね。でも、一年中合宿のことを考えて仕事をしていると、ちょっとした感動がすぐに合宿に結びついてしまうのです。どうか、ご理解、ご寛容のほどをお願いします。

 

ということで、私は今、ネット通販で、ダッチオーブンを物色中です!

2011年

8月

26日

ですます調への変更と経営合宿の服装

このブログは、これまで「である調」で書いてきたが、この一文を最後に「ですます調」に変更することにした。

 

というのは、ある人のブログで「である調で書こうとすると、どうしても構えてしまって、なかなか筆が進みません」という記事を見たからです。

 

論理的にはどちらの語調で書いても、書こうとする内容が同じであれば、筆の進みには関係ないはずだと考えられます。しかし、これが実際には大いに関係があるようです。

 

今ブログを書いている私自身、である調で書いていた時と比べて、なんとなく肩の力が抜けたような感じがしているからです。気分だけでなく、本当に筆が進むかどうかは、これからの実績?で判断したいと思います。

 

考えてみれば、論理的には関係ないはずなのに、実際には大いに関係があることを多用しているのがKGK式経営合宿です。

 

例えば、合宿に参加する服装ですが、普段家で庭仕事をしているような格好で参加することをお勧めしています。(以前だったら、ここは「推奨している」と書いたところですが、やっぱり硬い感じですね!?)

 

合宿に参加する方々には、なるべくカジュアルな服装で、とお願いするのですが、集まったメンバーの服装は様々です。スーツ姿でネクタイだけ外してきた人、ゴルフ場から直行してきたような人、カジュアルだけどカラーコーディネーションを考えてバッチリ決めてきた人、敢えてジーパンTシャツで来た人、など色々で楽しいです。

 

服装は各自の自由で良いのですが、座長さんには、ご自身の服装が合宿全体の雰囲気に影響を与えることを考えていただけると嬉しいです。座長さんが先ほどまで家で庭仕事をしていたような格好で合宿所に現われ、そのズボンに少し泥の跡などがついていれば、もう最高です!

 

人間は服装に影響されます。しかし、逆に人間は、考えていることが服装に出てきます。合宿所に普段着で現われた座長は、考えていることが服装に出たのですね。合宿が始まれば、ご自身の服装に影響されて、フランクに話ができるのです。

 

合宿での議論は、極めて論理的に行われますが、その内容が、服装、前夜の宴会、合宿の雰囲気など、結論に至る論理の構成要素以外のことで大いに影響を受けるのです。

 

それが、長く経営合宿をやってきて一番面白いことだと私は思っています。

 

さて、私の筆の進みは少しは滑らかになったでしょうか?

2011年

8月

12日

継続とは崖っぷちの連続である

私が大学を出て就職した会社の同期入社に、今は多摩大学教授として活躍中の久恒啓一氏がいる。 先日、彼は自身のブログ「今日も生涯の一日なり」の2500日連続更新という快挙を成し遂げた。 もう7年近く、雨の日も風邪?の日も、一日も欠かすことなく継続しているのだ。
 
私を含めて、彼の多くの友人がお祝いの言葉を送ったのだが、その返信として彼が返した言葉のなかに「継続とは崖っぷちの連続である」というのがあった。「継続は力なり」も良い言葉であるが、「崖っぷちの連続である」という言葉には、成し遂げた人だけが言える重みがある。 考えてみれば、あの大記録を成し遂げた名大関もまた、「崖っぷちの連続」であったのだろう。
 
さて、KGKが提供している経営合宿では、困難な課題の解決方法をメンバー全員で合意するのであるが、その合意を実行するのは必ずしも簡単ではない。予期せぬ障害に遭遇して、まさに崖っぷちに追い込まれることも少なくない。
 
そのような状況になった時、私の経験では、チームの対応は二つに分かれるように思う。
 
Aチームは、チーム全員がまさに崖っぷちの状況になったことを強く意識する。時には、プロジェクトとして非常事態宣言を行う。その上で、なんとか崖の上に踏み止まろうとして知恵を絞り、力を合わせるという対応だ。
 
Bチームは、チームとしては、崖っぷちに追い込まれたとは認めないし、そういう悲観的な認識を顕在化させても何の意味もない。プロジェクトの過程では困難な状況に追い込まれることもあるが、一喜一憂すべきではない。これまでどおり、やるべきことをやっていくだけだ、という対応である。
 
読者の皆さんは、A、Bどちらのチームが最終的に目標を達成すると思いますか?
 
どちらの対応をとるかは、リーダーの個性によっても異なるし、チームが置かれた状況によっても正解は異なってくるかもしれない。
 
しかし私は、久恒さんの重い言葉にも、正解へのヒントがあるように感じている。
 
継続とは、崖っぷちの連続である。この言葉、たいへん気に入ったので、久恒さんの許可を得て引用させていただいた。

2011年

8月

02日

一度は旗幟を鮮明にする 前言撤回も歓迎する

「脱原発」について議論されていたら、途中から「減原発」という言葉が出てきたので、私は昔のことを思い出してしまった。

 

私が事業会社でITを担当していたころ、メインフレームと呼ばれる大型コンピュータから価格性能比に優れる小型コンピュータに移行することの是非について大議論が巻き起こった。「ダウンサイジング」という言葉が使われ、ダウンサイジング推進派と反対派に分かれての激論が起こったのだ。しかし、途中から「ライトサイジング」という言葉が出てきた。ライト(正しい、適切な)サイジングであれば、そんなに激論することもないでしょ、というわけだ。

 

我々は、旗幟鮮明にして激論になってしまった場合、差し障りのない言葉を持ち出してお茶を濁す傾向があるのではないだろうか。

 

それによって感情的な対立を和らげることに成功しても、もし一種の思考停止や、根本的問題の先送りにつながるとすれば、これは大きな問題である。

 

KGK式合宿で議論する際、私は、論点について一度は、旗幟を鮮明にすることを推奨している。皆が差し障りのない言葉を選んで発言していたのでは、根深い本質的な問題などは議論できないからである。一度は、躊躇せずに自分の価値観を素直に表明することはたいへん重要である。お互いの価値観の違いをきちんと理解したうえで、それではチームとしてどうするのかを議論する。そうしないと、底が浅い合意になってしまう。

 

私が合宿でもうひとつ推奨しているのが「前言撤回」である。合宿では、あらゆる制約から離れて議論して欲しい。「過去の自分」からも自由であって欲しい。つまり、一度は自分の旗幟を鮮明にしたが、チームで議論しているうちに、自分の見解も少し変わってきた。であれば、気楽に前言撤回して欲しい。それこそが、改革の芽生えだから。

 

こういう過程を経て合意された結論は、あとでブレることは少ない。十分に揉まれているからだ。

 

「脱」でも「減」でも、どちらでも構わないのだが、本質的なことをしっかり議論して欲しいものである。

2011年

7月

12日

閣僚の合宿とKGKの合宿

このブログでは政治の話は極力避けるつもりでいたが、あまりの状況に、少しは触れたくもなる。昨年、菅首相は内閣発足前から「閣僚による合宿」を提唱していた。以前から合宿による深い合意形成と強いチーム作りを推進してきた私は、この合宿に少なからぬ興味を持っていた。

 

昨年9月の報道によれば、菅内閣発足から三日目の午後、ほとんどの閣僚が首相公邸に集まって数時間、政策課題などについて合宿したという。別の報道では、「合宿」という言葉を使わず「勉強会」を行ったという言い方もされていた。

 

この合宿が実際どのように行われたのかは知る由も無いが、その後の状況をみるに結果的に十分な効果を発揮しなかったことは明らかだ。

 

あり得ない前提で話を展開して恐縮だが、もし私がその合宿を設計するのであれば、首相公邸ではなく「都心を離れた自然豊かな場所」で行い、数時間ではなく「2泊3日の十分な時間」を確保するのに。。。。

 

もし私がその合宿を主催するのであれば、ネクタイを外したスーツ姿ではなく、コットンパンツにポロシャツぐらいの軽装で召集し、政策課題の議論に入る前に「3時間ぐらいは自己紹介の時間」を設けて個人間の信頼関係を高めておくのに。。。

 

そうすれば、この合宿の効果は全然違ったものになったのではないか。。。

 

と合宿一筋でやってきた私は、どうしても考えてしまうのである。

 

人間ひとりが出来ることは所詮限られているから、大きな改革に取り組むリーダーが最初に成すべきことは、強いチームを作ることである。強いチームとは、ビジョンを深く共有しているチームである。ビジョンを深く共有する最強の方法は、リーダーがビジョンをトップダウンで下ろすのではなく、チームのメンバーが皆で議論してビジョンを作り上げることである。そこに、KGK式合宿の真価がある。

 

これからも、自分のライフワークをしっかりやっていかねばと思う。

 

普通の合宿とKGK式合宿の違い

 

2011年

6月

23日

ジャズと酒、合宿と酒

今年の初めからJazz Pianoのレッスンに通うようになり、先生の勧めで時々はライブハウスでも飛び入りで演奏したりしている。先日も、某ライブハウスで、先生がリーダーを努めるユニットの演奏が終わったあとで、お客も参加したジャムセッションが行われた。先生の勧めで、ピアノを習っている私、サックスを習っている某氏、それにプロのギター氏の3人でなにかやろうということになった。

 

曲はスタンダードの枯葉、キーはBbということだけ決めて、一度も練習せずにいきなり本番演奏。曲の構成や展開の仕方を細かく打ち合わせる時間はないので、いきなり始めることになる。イントロはピアノの私から開始し、それからメロディ、アドリブと展開していくのだが、何も決めていないからリアルタイムで相手の音を聞きながら、時には体の動きや顔の表情を見ながらアドリブをリードする順番を交替していく。それぞれが自分の持ち味を発揮したアドリブが一巡すると、ピアノの私が、そろそろエンディングに入りま~す、といった雰囲気を出して、相手もリアルタイムに反応してくれて終わりになる。

 

真剣勝負で少し緊張するが、上手く演奏出来たときの喜びはまた格別だ。

 

ジャムセッションというのは、シナリオなしの即興演奏、リアルタイムに反応してチームとして結果を出す、、、考えてみると、KGK式経営合宿のやり方とまったく同じだ。

 

他にも共通点はありそうだ。

 

経営合宿で議論する際には、メンバーの発言頻度が均等になるように特に気を配っている。ジャズのアドリブも然りだ。

 

私は経営合宿の座長やファシリテータを務める時に、実は宴会タイムでお酒を飲みすぎないように気をつけている。ジャズのジャムセッションも同じで、お酒は緊張を解きほぐしてくれるのだが、飲み過ぎると演奏の質がガクンと落ちてしまう。

 

正直言うと、先日のジャムセッションで最後の曲の時、わたしは既に飲み過ぎていた。今度は、気をつけて良い演奏をしたいものだ。

 

もう40年も酒を飲んでいるが、時と場所を心得た適量というのは、なかなか難しい。

2011年

6月

07日

再度「現場の判断を信頼し、十分な後方支援を」

大震災の直後、3月15日のブログに「現場で活動しておられる方々の判断と行動を信頼し、現場への大幅な権限委譲と十分な後方支援が行われることを願っている。」と書いたが、先日来「現場の判断を貫いた福島第1原発吉田所長」の行動が報道されている。

 

私は、マスコミ情報は必ずしも全容を伝えないということを身をもって体験したことがあるので、上記の件についても、マスコミ情報に基づいてコメントすることは控えたい。

 

しかし、私が震災直後のブログになぜ「現場の判断を信頼し、十分な後方支援を行う」ことの重要性を書いたかというと、私自身の経験上、そのようにならないかもしれない危惧を感じたからである。

 

現場を管理する管理体制というのは、絶対に必要である。しかし、一方で「どのように管理するのか」はたいへん重要な問題だ。えてして、管理ばかりやってきた人たちは、「現場、現物」よりも、「手続き」を重視するようになりがちだからだ。

 

前回のブログで、「ガースナー氏の著書にある【手続きによってではなく、原則によって管理する】は、わたしが最も好きな言葉のひとつだ。」と書いたが、今日もまた、この言葉の重要性を再認識している。

 

特に緊急時の対応においては、「きちんとした手続きを踏む」時間的余裕がない事態はあらゆるところで発生する。そのときに「手続き」を重視するのか、「原理原則」を重視するのか、まさに管理体制側の見識と力量が問われるところだ。

 

今も現場で頑張っておられる方々の判断が尊重され、原理原則に基づく管理がなされ、十分な支援がなされることを心から願っている。

2011年

5月

22日

KGKの経理処理とルイスガースナーの名言

KGK設立後半年が経過したのを機に、全て自分でやってきた経理処理に問題がないか、税理士のアドバイスを求めることとした。

 

かつて事業会社では管理会計システムを構築する仕事をした経験があるので、会計の基本的事項は理解しているつもりだが、実際に発生した取引の一件一件を適切な勘定科目に仕訳していく実務の経験は今回が初めて。この半年間にいくつか疑問点(確認したい点)が溜まっていた。

 

先週、税理士の先生に相談する機会を得たので、これまで溜まっていた疑問点を先生にぶつけてみた。先生は「経理処理について迷ったら、経理の目的、原則に則って考えてみると正しい答えが見つかる」とおっしゃり、「KGKの経理処理は原則に則って処理されているので問題はない」とのお言葉であった。少し自信がついてきた。

 

先生の言葉を聞いて思い出したのが、IBMを見事に再生させたガースナー氏の著書「巨像も踊る」に書いてあった言葉だ。「手続きによってではなく、原則によって管理する」は、わたしが最も好きな言葉のひとつだ。

 

かつて事業会社で働いていた時、なにか新しいことをやろうとすると、管理部門から「予算はとってあるのか? 関係部門との合意はとってあるか?決裁は???」といろいろ手続き上のチェックが入って嫌になったことがある。そういう思いがいつもあったので、ガースナー氏の言葉が胸に響いたのだ。

 

手続きによってではなく、原則によって管理する!

 

この言葉は、企業改革や経理処理だけでなく、人生のいろいろな場面でたいへん有益な言葉だと思う。

 

サービス業でいえば、マニュアル通りよりも、お客様の要望を実現する。

公共でいえば、前例主義ではなく、国民、公共の利益によって判断する。

 

そういえば、私がサラリーマンになって最初に配属された部署のS部長は、「判断が難しい場合には、原理原則に立ち戻って決める」と言っていた。某運輸会社の社長は「迷ったら、安全をとれ」と言っていたそうである。

 

何事も、基本は同じということだろう。

 

残る課題は、自分がどういう原理原則を持つか。こればかりは、一生研鑽を続けるしかない気がする。

2011年

5月

11日

再び「プロジェクト開始時における全体構想策定の重要性」について

今年の初ブログで(1月3日付け)、プロジェクトを開始する時には「とりあえず出来ることからどんどんやり始める」のではなく、「まず最初に全体構想をきちんと描く」ことが重要であるとの持論を述べた。

 

未曾有の大災害の発生から2ヶ月が経過し、「出来ることからどんどんやる」緊急時の対応から、将来の全体構想をきちんと描いた上で、それに向けた実行計画を作り、必要な体制を整備する、いわゆる「プロジェクト型の取り組み」に移行していく状況になってきた。将来構想→実行計画→体制整備などの一連のプロセスを、きちんと整合させておかないと、プロジェクトを開始した途端に、進捗の遅れが顕在化したり、計画の修正を余儀なくされることになる。

 

最初の関門は将来構想の合意形成であり、これが一番難しく、また一番大切だ。地域社会の将来構想には、いろいろな利害関係者の利益相反が絡んでくるから合意形成は容易でないが、同時に将来構想を机上のものに留めず、確実に実現していくためには、主要関係者間の深い合意形成が欠かせない。

 

平時と異なり、緊急対応型からプロジェクト型に移行していく場合には、関係者の合意形成のために、必ずしも十分な時間を割く余裕はないかもしれない。しかし、それでも状況が許す限り合意形成のための努力を行うべきであるし、たとえ十分な合意が得られなくても、「結論に至るまでの過程に、主要関係者を巻き込んでおく」ことが重要だ。

 

大震災から2ヶ月、いろいろな領域、いろいろな規模で、多くの関係者の方々がプロジェクト型への移行に取り組んでおられることと思います。将来の構想を深いレベルで共有した強力なチームが各所で形成されつつあることを願っています。

2011年

4月

28日

ハーレーダビッドソンを再生させた全員参加型経営

前回に続いてバイクの話を。しかし、今日はまじめな経営改革の話である。休日に高速道路を走るとハーレーがたいへん多いことに気がつく。感覚的には、東京近郊の高速道路のサービスエリアに駐車しているバイクの半分、大型に限定すれば3分の2がハーレーではないかと思うほど、ハーレーは多い。

 

その昔、日本製の高性能バイクに駆逐されそうになったハーレーは米国企業としてはたいへんユニークな経営改革、社風改革に取り組んで蘇ったのだ。以前からハーレーの改革には興味があったので「ハーレーダビッドソン経営再生への道」という本を買って読んでみた。CEOと一人のコンサルタントが、地道に、粘り強く、全員が経営に参加するように会社を変えていく過程が克明に描かれている。

 

日本製の高性能バイクの攻勢によってシェアを失ったハーレーが、日本型経営(現場からの改革)によって蘇り、結果として大型バイクシェアを奪還するというのは、たいへん興味深い。

 

私が理解したハーレー再生のポイントは二つである。

 

①ハーレーダビッドソン社は、「ハーレーというバイク」を売るのではなく「ハーレーに乗るライフスタイル」を売ることとした。(ミッションの再定義)

 

②ミッション達成のために、社員全員が自発的に行動できるような会社にすることを目指し、その実現のために考えられるあらゆる努力を粘り強く続けて、風土改革に成功した。(全員参加型経営の実現)

 

ハーレーは、日本製、ドイツ製の高性能バイクに比べると、出力重量比、加速性能、高速安定性などにおいて、必ずしも勝っているわけではないし、価格も安くはない。しかし、その振動やサウンド、独特のスタイル、そして何にもまして「ハーレーのある生活」がライダーを魅了し、それはファッションや行動様式にまで影響を及ぼす。名前は明かせないが、私のライダー仲間のひとりは、ある時期「ハーレー純正の下着(パンツ)」をはいていた。

 

これらは、すべてハーレーダビッドソン社のミッション再定義と全員参加型経営への改革の成功がもたらした現象である。

 

もちろん、、その改革の過程において、多くの合宿が行われたことは言うまでもない。

2011年

4月

18日

久々のバイクライディング 目標は持ち続けよう

私の主要な趣味のひとつは、バイクである。30歳過ぎの頃に、会社の同僚が貸してくれた50CCのバイクに乗ったときに私は目覚めてしまった。50CCでも、ちゃんとしたバイクで、クラッチレバーが付いた5段変速だった。脚の間に挟んだエンジンの鼓動と風を切って走る爽快さはなんとも言えない快感だった。
 
それからウン十年、乗り継いだバイクは、50cc 125cc 200cc 250cc 800cc 1200cc と大型化し計15台ほど。現在はSuzuki Bandit 1200が愛車である。一番バイクに入れ込んだ時期は30代後半、200CC 2ストロークのオフロードタイプで、乾燥重量99Kgという素晴らしいバイクだった。猫のような軽い身のこなしで林道を駆け登り、人工の施設は一切ない渓流添いにテントを張って野宿、野食?、野酒?を楽しんでいた。
 
そんな私のバイクライフであるが、最近は歳を重ねるにしたがって、少しずつ乗る回数が減り、体調が良くない時期にはバイクを止めようかと思ったこともある。しかし、どうしても未練が残り、Bandit 1200を手離さず、車検を維持してきた。いつかまた、体調が良くなって、気持ちよくバイクに乗れるようになるんだ、という目標を持ち続けてきた。
 
先週の金曜日、富士山麓で久々に愛車に乗った。風が暖かく、本当に気持ちよかった。「いつかまた気持ちよくバイクに乗る!」という目標をずっと持ち続けてきて本当によかったと思った。
 
「夢を持ち続けよう」という言葉を使う人も多くおられるが、私は「目標を持ち続けよう」という言い方が気に入っている。諦めなければ、いつか実現できるということは、仕事上でもよくあることだ。
 
長く持ち続けている目標は、まだ2、3ある。実現するまでは、内緒にしておこう。仕事上では、まず周囲に公言して自ら退路を断ってとりかかることが多いのだが、プライベートの目標は公言しない方が実現しそうな気がする。どうしてだろう。。。

2011年

4月

02日

就職超氷河期におけるチャレンジ

入社式の季節を迎えた。大震災後の極めて厳しい状況下で入社式に臨んだ新入社員は、まさに身の引き締まる思いであろう。同時に、長い間就職活動に専念してきたにもかかわらず就職先が決まらなかった方々も、厳しい環境の中で、それぞれに自分の進むべき道について考えておられることと思う。

 

勉学研鑽を積んできた若い方々の就職先がなかなか見つからず、就職浪人とか就職留年と言われるような過ごし方をせざるをえない方々が多数おられることは、大きな国家的損失であると同時に、ご本人にとっても、一番成長できる時期に本当にもったいないことだと思う。

 

この状況をいったいどうしたらよいのであろうか。そう考えているうちに、ひとつの試案を思いつくに至った。それは個人会社を設立して活動することである。就職を諦めて起業したらどうか、と言っているのではなく、就職活動を継続しつつ、個人会社を作って自ら活動してみることをお勧めしたい。

 

というのも、私自身の経験に照らして考えれば、個人会社を作って活動するメリットはたいへん大きいからである。まだ自分の会社を作ってから4ヶ月なので、あまり偉そうなことは言えないのであるが、少なくとも次のようなことを実感している。

 

①会社を作ろうとすると、事業目的、事業計画を考えざるを得ない、これはとりもなおさず、自分の得意分野を再整理、再認識する作業となる。

 

②会社のホームページを作り、事業目的、提供可能なサービスなどを公開する。つまり社会に向けて自分を発信する。

 

③活動の基盤ができる。(自分の居場所を確保したような安定感) ○○を事業目的とする○○会社の代表として、事業目的(得意分野)に関連する勉強会、セミナーなどに参加する。つまり、社会と積極的に交流する。

 

④会社を作ったからには、たとえどんなに小さい活動であったとしても、きちんと経理処理を行い、自分に役員報酬を払い、社会保険(厚生年金、健康保険など)の手続きも全部自分で行う。これらの実務は、たいへん勉強になる。

 

こういう活動をしながら、就職先が見つかれば、その時点で会社を清算するもよし、また就職先に雇用されるのではなく、自分の会社と契約してもらって仕事をするもよし、また本当に自営でやっていけそうな状況になれば、それを追求するもよしだ。将来の選択は、いろいろあると思う。

 

幸いにも、今はだれでも簡単に低コストで会社を作り、運営できる環境が整っているし、社会経験豊富な親や先輩からの助言、支援も期待できよう。

 

超氷河期という言葉は、冷たく暗い。しかし、そういう時期だからこそチャレンジする気になる、というプラスの意味もあるのではないだろうか。この状況を逆手にとって、明るく、しなやかに活動する若い人が増えていくことを期待しているし、私もそうした人々を支援する仕組みを作っていきたいと思っている。

2011年

3月

22日

私たちにできること 支援と備え

自作の補助電源
自作の補助電源

大震災から11日目となった。ご被災者の救助、支援、原発の安定化、インフラの復旧など厳しい環境下での懸命な活動が続けられている。最前線で活動されておられる方々に心から感謝し、安全を祈っている。

 

私にできることは、節電と計画停電への協力ぐらいしかないのだろうかと思っていたところ、先日「東京都教育庁は、東日本大震災で小・中学、高校に通えなくなった被災地の子供約370人を都の施設で受け入れると発表した。食事も提供し、4月から都内の公立学校で学ぶ。受け入れ施設はBumB東京スポーツ文化館(江東区)、高尾の森わくわくビレッジ(八王子市)など」との報道があった。

 

この「高尾の森わくわくビレッジ」は、私の自宅から徒歩3分の距離にある。私は、近隣の住民として子供たちを温かく迎え、私にもできることがあれば気負わず自然体で子供たちのサポートをしたいと思っている。こちらからの押し付けにならないように気をつけながら、もしお役に立てる状況があれば、どんなことでも、可能な限りの支援をしたいと思う。

 

私事で恐縮だが、私は趣味のひとつがオートキャンプなので、一台しか持っていない車は、貨物用のバン(ハイエース)で、その中にベッドと簡易トイレと大容量補助バッテリーが積んである。この車で外出中に大地震が起こったのだ。帰路の高速道路が復旧するまでの8時間ぐらいの間、この車が私のシェルターとして機能した。帰宅後に始まった夜間の計画停電では、補助バッテリーが自宅のバックアップ電源として機能し、暗闇に安定した明かりを灯してくれた。

 

思わぬところで思わぬものが役に立ったのだが、諸情勢が落ち着いたら、自分自身の災害への備えについて、再度じっくり見直してみたいと思っている。今すぐに備えを充実させようとすれば、一種の買占めに当たるかもしれないので、あくまでも落ち着いてからではあるが。

 

繰り返しになりますが、最前線で活動しておられる皆さん、本当にありがとうございます。決して諦めない意思と素晴らしいチームワークが、必ず結果につながることを信じています。

2011年

3月

15日

困難に立ち向かう

今回の大地震によって被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。また、被災された方々の救助、支援や、ライフライン確保等の活動に携わっておられる方々に心から敬意と感謝を申し上げます。

 

私もかつて事故で被災された方々の支援や、リスク管理などの仕事に携わった経験があるので、現在でも救助活動や復旧活動に携わっておられる方々のご苦労は察するに余りある。刻々と変化する状況と情報のなかで、経験したことのない難しい、厳しい判断を迫られることの連続であろうと思う。

 

リスクを想定し、それに備えることは、勿論重要であるが、残念ながら我々は起こりうる全てのリスクを予見することはできない。想定していなかったリスクが発生した場合には、どう行動すべきか、その判断の拠り所は、我々自身が日頃から意識してきた「自分なりの原理原則」に拠ることになる。

 

私は、本当に困難な状況になった時には必ず、事態を打開するためのリーダーシップを発揮する人が現れ、同時に協力を惜しまない多くの人々が集結し、素晴らしいチームワークが発揮されることを信じているし、実際にそういう現場を経験してきた。本当に困難な状況になった時にこそ、人間の本来持っている責任感、相互扶助、互譲などの精神が発揮されることを信じている。

 

現場で活動しておられる方々の判断と行動を信頼し、現場への大幅な権限委譲と十分な後方支援が行われることを願っている。

 

今現在、私自身は節電に協力するぐらいのことしか出来ていないが、私の気持ちは、今も現場で救助、支援活動にあたっている方々と共にある。

2011年

3月

02日

肩凝り対策と権限委譲

私は生まれながらの肩凝り星人だ。中学校の時には、すでに父に肩を揉んでもらっていた。肩も辛いが首筋の凝りはもっと辛い。今でも一年中アンメルツを手離せず、長く指圧の先生のところに通っている。最近は特にひどくなり、指圧をやっても、もう翌日から辛くなってくる。そこに、天の声が「ストレッチ体操がいいよ~」

 

しばらく遠ざかっていたストレッチ体操を真面目にやったら、これが効いた!
本当に楽になった。指圧や入浴による受動的刺激はもちろん効果的なのだが、能動的に筋や筋肉をストレッチすると一層血行がよくなって効果てきめん。

 

自発的に能動的に取り組む方が効果が高いのは、企業経営、組織運営でも同じだ。

 

私は、長い事業会社勤務の間、信頼できる部下がいたら、徹底的に権限委譲して仕事を任せるようにしてきた。仕事を任せる時には「この件は全て任せる。経過報告も必要ない。全部自分で決めてどんどん実行しろ。責任は全て私がとる」というようなことを言う。

 

私が大幅な権限委譲を始めたきっかけは、問題プロジェクトに徹底的に介入するためだった。問題が起きているプロジェクトを立て直すためには、問題の真因を解明するために、現場に行き、現物を見て、現在の担当者の顔色まで把握することが必要だ。そのためには、十分な時間的余裕を捻出しなければならない。私は、問題が起きていないプロジェクトは信頼できる部下に任せてしまうことによって、問題プロジェクトに介入する時間的余裕を生み出してきた。

 

任せた人には、「大きな問題が起こっていなければ、経過報告も必要ない。」と言って、報告も拒否する。報告を受けると、どうしても口出ししてしまうからだ。「たとえ、報告がなくても、結果の責任は全部私が負うから心配するな」と言って安心させる。

 

こうして、徹底的に権限委譲された部下は、予想を大きく上回る成長を見せてくれる。上司の絶大な信頼をバックに、自分で考えて、自発的、能動的に行動すると、人間は素晴らしい力を発揮する。

 

不思議なことに、これまでの経験では、「周囲の評価が確立されており、安心して任せられる人材」よりも、「ちょっととんがっていて不安もあるが、個性的な人材」に任せた方が、より革新的な素晴らしい結果が得られることである。

 

これだから、マネジメントというのは面白い。

肩凝り対策も、能動的に取り組むと効果てきめんで、面白くなってきた。
毎日、起床後と就寝前の20分、ストレッチ体操を続けている。

2011年

2月

14日

ピロリ菌の除菌処置と企業改革の成功率

昨年末にピロリ菌の除菌処置(抗生物質投与)を行ったことを報告したが、
今日は除菌が成功したか否かを判定するための事後検査の結果を病院に
聞きに行った。結果は大成功であった。これでいっそう美味い酒が飲める。
 
ピロリ菌の一次除菌処置の成功率は7~8割と言われている。最近は耐性菌
が増えてきたためだ。一次除菌に失敗したら、より強い薬を使う二次除菌に
進むことになる。私の場合は幸いにして大成功であったが、もし失敗だったら、
またしばらく禁酒を余儀なくされるところであった。
 
さて、企業改革の成功率はどのぐらいであろうか。
 
企業が取り組む改革は、社風、組織構造、業務プロセス、生産性、品質など
多岐にわたるため、ひと括りにして成功率を論じるには少々無理があるが、
改革プロジェクトの成功率はかなり厳しいのが現実ではないだろうか。
シックスシグマ、バランススコアカードなど、有効性において定評がある
手法の導入を試みるが、その手法を何のために、どう使うのかという議論が
十分なされていないために、途中で活動が自然消滅したというケースは少なくない。
 
私は「改革プロジェクトでは、大成功以外は全部失敗だ」と思っている。
「ある程度は達成できた」とか「それなりに上手くいった」という言葉を
よく聞くが、ほとんどは自己満足ではないだろうか。勝負は、本質的な
ところを変えることができたかどうか、であろう。
 
改革プロジェクトに取り組んだのに、結果的に大成功でなかった場合は、
改革に取り組む以前よりも悪い状況をもたらすことになる。社内に「やっぱり
変えられなかった」という挫折ムードが広がるからだ。また、「あの手法は
うちの会社には合わない」「目的は良かったが進め方が良くなかった」
などという無責任な声が広がったりするからだ。
 
改革に取り組むのであれば、なんとしても大成功させたい。そのためには、
開始する前に社内で十分議論を尽くしておくことが重要だ。特に難易度が
高い改革に取り組む際には、合宿などによって関係者の深い合意を形成して
おくことが不可欠である。
 
大成功のあとに飲む酒の味はまた格別だ。 

愛犬 熊二郎
愛犬 熊二郎

我が家のピロリ菌ならぬペロリ犬をご紹介する。
 

2011年

2月

08日

伴奏と伴走

もういい加減にジャズピアノの話は終わりにしようと思うが、前回ブログにてパソコンによる自動伴奏を使って練習する話を書いた。ソロプレイヤーの演奏や、素晴らしいボーカルも、それにぴったり合う伴奏があれば、さらに素晴らしくなる。
 
今回KGKの新しいサービスとして「合宿後の伴走サービス」を追加した。
合意された改革を推進するチームと一緒に走り、チームを支援するサービス
である。
 
KGK式の課題解決合宿では、参加メンバー全員が結論に深く納得して合宿所を
後にする。2週間以内に、合宿の結論を承認する権限を持つ人に、合宿の結果を報告する。さらに3ヵ月以内には、合宿の結論を経営会議などに付議して、会社としての正式な決定にすることをKGKは強く推奨している。いくら合宿メンバーに改革への強い情熱があっても、本来業務で忙しい中にあって、ボランティア(会社としての正式決定がなされていない状態)での活動は、3ヵ月が限度だ。
 
合宿後に、改革の実行に向けた活動を開始すると、必ず予期せぬ障害にぶつかる。役員など上位権限者のサポートが弱い、周囲が理解、協力してくれない、
人事異動でチーム内のキーパーソンが異動になってしまった等々である。
このようなことが原因で、合宿の結論が実行されず、ずるずると時間が過ぎていくようなケースも少なくない。
 
合宿で困難な合意を成立させたことは、大きな一歩ではあるが、それを実行、
完遂することもまた、大きなエネルギーを必要とする。今回「合宿後の伴走サービス」を追加したのは、これまでの経験上、そういうニーズは大きいと感じているからだ。
 
チームの定例会議に同席して予期せぬ障害の発生を共有し、対策を一緒になって考える。チームリーダーの悩みの相談に乗る。必要あれば、役員や関連部署の部長さんたちとのコミュニケーションの場をセットして一緒に参加する。
これらは、合宿の場でメンバーの皆さんと個人的な信頼関係を作っている
KGKだからこそ出来るサービスだ。そしてなによりも、合宿の結論をチームの
皆さんとともに完遂することが、KGKの最高の喜びである。
 
ピッタリ合う伴奏は、プレイヤーの演奏を素晴らしいものにする。

 

2011年

2月

01日

デスクトップミュージック(DTM) と リアルタイム議事録(RTM)

またジャズピアノの話が続いて恐縮だが、ジャズをそれらしく演奏するためには緊張感のあるコード(和音)に加えて、リズムのノリ(Groove)が重要だ。そのノリを練習するための最良の方法は、上手なドラム、ベースと一緒に練習することであるが、自宅内では叶わない。そこで、私は以前からパソコン上にDTM(Desk Top Music)環境を作って、DTMツールが自動演奏する伴奏とともに、ピアノの練習をしている。今年からのジャズピアノ再開を機に、最新のツールを導入し、課題曲の「酒とバラの日々」を打ち込んだ。これを使っての練習は、たいへん効果的である。

 

ITを上手く活用できたときには絶大な効果がある。

 

同様に、KGK式経営合宿でも、RTM(Real Time Minutes)が絶大な効果を発揮する。合宿中の議論内容をリアルタイム議事録として記録するのである。もちろん、リアルタイムだから、普通の議事録のように文章化するのは難しいので、キーワードを階層構造上に表示する。この階層構造を表示するのに、マインドマップをパソコン上で描くツールを使っている。これを会議室のスクリーンに投影して、メンバー全員がRTMを見ながら議論する。

 

このRTMツールの効果は絶大だ。合宿メンバーの発言が①リアルタイムで、②構造的に、③可視化されるメリットの大きさは、一度経験してみると実感できる。人間の音声による発言、議論は、それほどロジカルではない。本論からの脱線もあれば、発言者の個性による過剰な修飾もある。しかし、KGK式のRTMを使えば、発言の本質と、討議テーマとの関係性がよく分かる。合宿を、ただの組織横断的雑談会に終わらせず、論理的な思考を完結させて結論を出すための最強のツールがRTMだ。

 

マインドマップツールは、近年目覚しく進歩しており、最新のものは同一画面上で階層構造とマトリックス構造を同時に表示できるところまで来た。しかし、いかにツールが進歩しても、キーワードを的確に捉え、それらを構造化するのは人間であり、分かりやすいRTMを、議論の展開に遅れず、ほぼリアルタイムで入力するためには、それなりのスキルが必要である。

 

これまで私がRTMの講習会をやってきた経験では、多くの方が発言の内容を漏らすまいと多くのキーワードを入力しようとし、結果的にこれらを構造化する時間的余裕をなくしていることが多い。分かりやすいRTMを作成するコツは、入力するキーワードを「発言の本質を最も端的に表す単語や短いフレーズ」に限定し、なるべくシンプルな階層構造に整理することである。複雑な議論を、シンプルな構造に整理できたときに最も大きな効果が得られるのである。

 

KGKでは、RTMを上手に作るための研修サービスを提供している。このノウハウを習得すれば、合宿に限らず、ワークショップ、会議、打合せなどでも有効に活用できる。自分の道具箱に、頼れる道具がひとつ増えたような気分になるはずだ。

 

ITを上手く活用できたときには絶大な効果がある。

 

2011年

1月

26日

ジャズピアノ練習法と経営改革

前回のブログで、自分にピッタリ合うジャズピアノのN先生に巡り合えたこと
を報告した。昨日は、その初レッスン日。最初の課題曲は、前回お会いした時に先生と相談してスタンダードの名曲「酒とバラの日々」と決めてある。

 

N先生の指示通り「白紙の五線紙だけ」を持って教室に行く。
先生は、ジャズピアノ教則本の中から、「酒とバラの日々」の楽譜をちらっと
見せたが「私は出来合いの楽譜は使わない。これから一緒に曲のコード進行を
決めていきましょう」と言う。

 

まずキーをFに決める。次にコード(和音)の進行を先生と確認しながら白紙の
五線紙に書き込んでいく。曲全体のコード進行が確定したら、先生は、コードをどう弾いたらジャズとして魅力的な音が出せるかの経験則を教えてくれる。たとえば、この曲の最初のコードはFであるが、左手でファラドと弾いてしまうとジャズっぽくない。ミソラドと弾けばよいと教えてくれる。N先生は、なぜファラドが駄目でミソラドが良いのかという理由をきちんと説明してくれる。コードはF(ファ)が根音(Root)なのに、ファは弾かない方がジャズっぽいのだという。まさに目から鱗であった。

 

先生は、いくつかの経験則を理由とともに教えてくれた後、あとは自分で楽譜を完成させなさい。楽譜の表記方法は、五線紙でなくてもよい。自分が分かりやすい方法で作りなさいとのこと。私はN先生の教え方に深く納得し、猛烈なやる気が湧いてきた。

 

考えてみると、N先生の手法は、私が考える企業(組織)改革のアプローチと
たいへんよく似ている。良くあるのが、改革推進事務局が立派な改革案の資料を作成して大会議を招集する。会議でさしたる異論も出なかったので改革案は決定、承認されたことになるが、その後いっこうに改革は進まないというケースである。

 

会議でさしたる異論が出なかったから、関係部門はみんな納得しているかというと必ずしもそうでないことはよくある。事務局側は、予め予想される質問、異論に対して周到な想定問答を準備しているので、会議の席上で質問しても、理論武装した事務局にすぐに切り返されることが多いのだ。こういう会議が日常化している会社では、出席者が疑問や異論を持っていても黙っていることが多い。この結果、関係者は納得していないのに、表面的には会議で改革案が承認決定されたことになる。

 

ピアノの教授法に戻るが、一般のピアノ教室では、それがジャズであっても
生徒に楽譜(立派な資料)を渡して「この通り弾きましょう」とやる。しかし、N先生の教授法は、生徒のコードの弾き方がなぜジャズっぽく響かないかの
真因(Root Cause)を生徒と一緒になって究明した上で、あとは自分で曲を組み立てなさいというものだ。

 

経営改革の場合も、事務局が作った改革案を大会議で決定するよりも、関係者が合宿で十分話し合い、自分たちが改革案を考え合意する方が、その後の実行性においてはるかに優っている。

 

ジャズピアノ練習法と経営改革、意外にも共通点が多かった。さあ、ピアノの練習も頑張ろう!

 

2011年

1月

19日

強く思い続ければ願いが叶う

成功した人の著書などに、「強く思い続ければ、必ず実現する」といった
記述がよくあるが、それにぴったり当てはまることを、一昨日、昨日と
立て続けに経験した。

 

年明けのブログで、私の今年の目標の一つとしてジャズピアノの上達を掲げたが、これはいつか時間が出来たらやりたいと強く、長く思ってきた。
ジャズピアノの場合には、クラシックのように確立された教授法がないので、
生徒としては、自分に合う、良い先生に巡り合えるかどうかが極めて重要だ。
そういう先生に、昨日巡り合えることが出来た。譜面を渡されて、それが
上手く弾けるまで教えてくれる先生はたくさんおられるが、この先生は、
楽譜は無くてもよい、ジャズの和音やリズムをどう使いこなしたらよいかを
教えてくれるという。求めていた先生に巡り合えた。

 

昨日はそれで一日中ウキウキしていたら、夕方、愛犬熊二郎の散歩の時に
軽い腰痛に。それで、今はコルセットをしてブログを書いている。

 

もうひとつ叶った願いとは、私がたいへん尊敬している先生に、一昨日会うことが出来たことである。先生の経営改革、人材育成などに関わる著書を読んで、たいへん感銘、共鳴していたので、いつか機会があればお会いしたいとずっと思っていた。私にとっては雲の上の存在の方であるが、友人の紹介で一昨日お会いすることが出来た。先生と一緒に活動しておられるメンバーの方ともお会いすることが出来た。

 

こんな嬉しいことが立て続けに起こることもあるのだ、長い人生では。

この二つの貴重な出会いを大事にしてやっていこう。 巡り合わせに感謝。

 

2011年

1月

11日

ピロリ菌のその後~夢、目標、真因、計画

ピロリ菌の駆除から20日後、1月4日の仕事始めに飲酒を再開した。マグロの刺身を肴に吟醸酒を一合飲んだのが今年最初の酒。あまりの美味しさに「生きててよかった」と感動!毎日飲んでいる頃は、特段の感動もしないが、久々の酒は本当に美味かった。その後、酒量は徐々に元に戻りつつあるが、もう胃酸を抑える薬無しでも胃痛がなくなった。これも真因(Root Cause)を特定できたからだ。(ただし、ピロリ菌が本当に絶滅したかどうかは、今月末に尿素呼気試験にて確認する予定)企業経営における課題解決も対症療法よりも真因除去の方がはるかに有効だ。

 

まだ正月気分が残っている時期なので、今日は「初夢」について考えてみることにしよう。世の中には「夢」について語る人が多い。夢を持ち続けよう、夢を実現しよう、、、、しかし、私は「夢」よりも「目標」という言葉を好んで使う。「目標」には実現時期が明示されることが多いからだ。もちろんその分、現実的になり面白みに欠けることは否めないが。。。私が自分自身に向かってよく言う言葉は、「人間、目標を持っていないと生きられないものだ。」日々の生活が惰性に流されて面白くなくなった時にこの言葉を使い、自分の目標を再確認したり再設定する。いついつまでに、これこれをやり遂げようという目標を自覚し、また日々をリズム感を持って生きる。

 

さて「目標」をさらに具体的にすると「計画」になる。目標には、達成された状況と実現時期が定義されているが、計画になると、そこに至るまでの方法(How?)まで明らかにしておく必要がある。自分ひとりでは達成できない大きな目標の場合には、どの範囲を誰に任せ、何時までに仕上げてもらうかということも含まれる。

 

KGK式の課題解決合宿には、目標、真因、計画という要素が欠かせない。

1.目標(何時までにどうなっていたいか)を確認、あるいは再設定する

2.それを実現するための最大の障害(真因)を特定する

3.真因を除去し、目標を達成するまでの計画(誰が、何を、いつまでにやり遂げるのか)を固める

このプロセスを2泊3日の凝縮された議論の中で完結させる。

 

夢は良い言葉だ。なんといっても言葉の響きに夢がある。しかし、夢を実現するためには、夢を目標に、目標を計画にしていく必要があり、このプロセスは速く進めることが肝要だ。人生の時間は限られているから。

2011年

1月

03日

一年の計~プロジェクト開始時における全体構想策定の重要性

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

一年の計は元旦にありと言いますが、皆さんどんな計画を立てましたか。私は二つです。

  1. KGKのビジネスを軌道に乗せること
  2. 長く遠ざかっていたジャズピアノの練習を再開し、人前で演奏できるレベルになること

どちらも少々チャレンジングですが、頑張ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて、今日は「一年の計は元旦にあり」と同様に、改革プロジェクトをスタートする時の「計」について考えてみる。

 

近頃は、Quick WinとかSmall Startという手法が広まっている。大風呂敷を広げて頓挫するよりも、小さく早く成功を生み出し、それを自信とバネにして次の取り組みに移るというやり方である。私は、この手法自体は状況によってはたいへん有効であると思うが、正直言えば、Quick WinとかSmall Startという言葉はあまり好まない。それは、この手法を正しく適用していないと思われるケースが多いからである。

 

Small Startについての私なりの解釈は、全体構想(グランドデザイン)をきちんと描いた上で、いきなり全部の実現を目指すにはリスクも多いから、小さくスタートしようという手法である。しかし、実際にプロジェクトの現場でよく耳にするのは「全体構想なんか描いていたら時間がかかりすぎる。それよりも、とりあえず出来ることからどんどんやる」というやり方である。

 

しかし私は、改革プロジェクトをスタートする際には、最初に全体構想をきちんと描くことをたいへん重視している。そうでないと、「とりあえず出来ること」から始めることが全体構想の実現につながっていくものかどうかの判断がつかないからである。さらに言えば、「とりあえず出来ることはどんどんやっている」という言葉が、重要で難しい方針決定を先送りする口実に使われていることも多いからである。

 

改革チームが一丸となって進むには、大義の共有が必要である。そのためにも、プロジェクト開始時には全体構想をしっかり固めたい。全体構想は2泊3日の合宿で必ず作れる。一年の計は元旦にあり。

 

2010年

12月

31日

今年の総括、KGKの社会貢献活動

12月16日にブログを開始した時に、最初から力み過ぎてもよくないので、1週間に1度ぐらいの更新頻度でのんびりやろうと思っていたが、結局、初投稿から2週間空けてしまった。少しのんびりし過ぎたか。。。

 

今年中にKGKが提供するサービス体系を整えることを目標としていたが、一昨日の段階で半分ぐらいしか出来ていなかった。さすがにこれではまずいと自分に鞭を入れ、晦日、大晦日で追い込みをかけ、なんとかホームページ上のサービス体系をひととおり完成させた。これで一区切りつき、健全な精神状態で新年を迎えられる。

 

私の仕事のやり方にはパターンがある。

  1. まず達成期日を決めて、自分や周囲に宣言する
  2. 早い段階で気合を入れて頑張り、期日までに達成できる見通しがつくところまで進め、すこし安心する。その後しばらく気を抜く。
  3. 期日の数日前になると、これはいかんと気合を入れ、集中して頑張って完成させる

だいたい、このパターン(二回気合方式)が多い。ずっと気合の入れっぱなしは心身によくないし、効率も悪い。

 

さて、今年も最終日なので、私なりに今年を総括し、このブログに残しておくことにしよう。

 

<今年の成果>

  • 合宿を活用してお客様の課題解決を支援するノウハウを体系的に再整理することができた
  • このノウハウ(知的資産)は、人に伝授し、再利用できることを実証できた
  • このノウハウを更に充実させ、活用を広めていくための活動基盤=KGKを作った 

来年は、この基盤の上でどんな活動ができるだろうか、楽しみである。

還暦を過ぎたから、少しは社会のお役に立たなければと思い、KGKの社会貢献活動を定義した。

 

年明け最初の目標は、ピロリ菌の完全絶滅を確認して、一日も早く美味い酒を飲むことである。