ピロリ菌の除菌処置と企業改革の成功率

昨年末にピロリ菌の除菌処置(抗生物質投与)を行ったことを報告したが、
今日は除菌が成功したか否かを判定するための事後検査の結果を病院に
聞きに行った。結果は大成功であった。これでいっそう美味い酒が飲める。
 
ピロリ菌の一次除菌処置の成功率は7~8割と言われている。最近は耐性菌
が増えてきたためだ。一次除菌に失敗したら、より強い薬を使う二次除菌に
進むことになる。私の場合は幸いにして大成功であったが、もし失敗だったら、
またしばらく禁酒を余儀なくされるところであった。
 
さて、企業改革の成功率はどのぐらいであろうか。
 
企業が取り組む改革は、社風、組織構造、業務プロセス、生産性、品質など
多岐にわたるため、ひと括りにして成功率を論じるには少々無理があるが、
改革プロジェクトの成功率はかなり厳しいのが現実ではないだろうか。
シックスシグマ、バランススコアカードなど、有効性において定評がある
手法の導入を試みるが、その手法を何のために、どう使うのかという議論が
十分なされていないために、途中で活動が自然消滅したというケースは少なくない。
 
私は「改革プロジェクトでは、大成功以外は全部失敗だ」と思っている。
「ある程度は達成できた」とか「それなりに上手くいった」という言葉を
よく聞くが、ほとんどは自己満足ではないだろうか。勝負は、本質的な
ところを変えることができたかどうか、であろう。
 
改革プロジェクトに取り組んだのに、結果的に大成功でなかった場合は、
改革に取り組む以前よりも悪い状況をもたらすことになる。社内に「やっぱり
変えられなかった」という挫折ムードが広がるからだ。また、「あの手法は
うちの会社には合わない」「目的は良かったが進め方が良くなかった」
などという無責任な声が広がったりするからだ。
 
改革に取り組むのであれば、なんとしても大成功させたい。そのためには、
開始する前に社内で十分議論を尽くしておくことが重要だ。特に難易度が
高い改革に取り組む際には、合宿などによって関係者の深い合意を形成して
おくことが不可欠である。
 
大成功のあとに飲む酒の味はまた格別だ。 

愛犬 熊二郎
愛犬 熊二郎

我が家のピロリ菌ならぬペロリ犬をご紹介する。