KGKの経理処理とルイスガースナーの名言

KGK設立後半年が経過したのを機に、全て自分でやってきた経理処理に問題がないか、税理士のアドバイスを求めることとした。

 

かつて事業会社では管理会計システムを構築する仕事をした経験があるので、会計の基本的事項は理解しているつもりだが、実際に発生した取引の一件一件を適切な勘定科目に仕訳していく実務の経験は今回が初めて。この半年間にいくつか疑問点(確認したい点)が溜まっていた。

 

先週、税理士の先生に相談する機会を得たので、これまで溜まっていた疑問点を先生にぶつけてみた。先生は「経理処理について迷ったら、経理の目的、原則に則って考えてみると正しい答えが見つかる」とおっしゃり、「KGKの経理処理は原則に則って処理されているので問題はない」とのお言葉であった。少し自信がついてきた。

 

先生の言葉を聞いて思い出したのが、IBMを見事に再生させたガースナー氏の著書「巨像も踊る」に書いてあった言葉だ。「手続きによってではなく、原則によって管理する」は、わたしが最も好きな言葉のひとつだ。

 

かつて事業会社で働いていた時、なにか新しいことをやろうとすると、管理部門から「予算はとってあるのか? 関係部門との合意はとってあるか?決裁は???」といろいろ手続き上のチェックが入って嫌になったことがある。そういう思いがいつもあったので、ガースナー氏の言葉が胸に響いたのだ。

 

手続きによってではなく、原則によって管理する!

 

この言葉は、企業改革や経理処理だけでなく、人生のいろいろな場面でたいへん有益な言葉だと思う。

 

サービス業でいえば、マニュアル通りよりも、お客様の要望を実現する。

公共でいえば、前例主義ではなく、国民、公共の利益によって判断する。

 

そういえば、私がサラリーマンになって最初に配属された部署のS部長は、「判断が難しい場合には、原理原則に立ち戻って決める」と言っていた。某運輸会社の社長は「迷ったら、安全をとれ」と言っていたそうである。

 

何事も、基本は同じということだろう。

 

残る課題は、自分がどういう原理原則を持つか。こればかりは、一生研鑽を続けるしかない気がする。