再度「現場の判断を信頼し、十分な後方支援を」

大震災の直後、3月15日のブログに「現場で活動しておられる方々の判断と行動を信頼し、現場への大幅な権限委譲と十分な後方支援が行われることを願っている。」と書いたが、先日来「現場の判断を貫いた福島第1原発吉田所長」の行動が報道されている。

 

私は、マスコミ情報は必ずしも全容を伝えないということを身をもって体験したことがあるので、上記の件についても、マスコミ情報に基づいてコメントすることは控えたい。

 

しかし、私が震災直後のブログになぜ「現場の判断を信頼し、十分な後方支援を行う」ことの重要性を書いたかというと、私自身の経験上、そのようにならないかもしれない危惧を感じたからである。

 

現場を管理する管理体制というのは、絶対に必要である。しかし、一方で「どのように管理するのか」はたいへん重要な問題だ。えてして、管理ばかりやってきた人たちは、「現場、現物」よりも、「手続き」を重視するようになりがちだからだ。

 

前回のブログで、「ガースナー氏の著書にある【手続きによってではなく、原則によって管理する】は、わたしが最も好きな言葉のひとつだ。」と書いたが、今日もまた、この言葉の重要性を再認識している。

 

特に緊急時の対応においては、「きちんとした手続きを踏む」時間的余裕がない事態はあらゆるところで発生する。そのときに「手続き」を重視するのか、「原理原則」を重視するのか、まさに管理体制側の見識と力量が問われるところだ。

 

今も現場で頑張っておられる方々の判断が尊重され、原理原則に基づく管理がなされ、十分な支援がなされることを心から願っている。