継続とは崖っぷちの連続である

私が大学を出て就職した会社の同期入社に、今は多摩大学教授として活躍中の久恒啓一氏がいる。 先日、彼は自身のブログ「今日も生涯の一日なり」の2500日連続更新という快挙を成し遂げた。 もう7年近く、雨の日も風邪?の日も、一日も欠かすことなく継続しているのだ。
 
私を含めて、彼の多くの友人がお祝いの言葉を送ったのだが、その返信として彼が返した言葉のなかに「継続とは崖っぷちの連続である」というのがあった。「継続は力なり」も良い言葉であるが、「崖っぷちの連続である」という言葉には、成し遂げた人だけが言える重みがある。 考えてみれば、あの大記録を成し遂げた名大関もまた、「崖っぷちの連続」であったのだろう。
 
さて、KGKが提供している経営合宿では、困難な課題の解決方法をメンバー全員で合意するのであるが、その合意を実行するのは必ずしも簡単ではない。予期せぬ障害に遭遇して、まさに崖っぷちに追い込まれることも少なくない。
 
そのような状況になった時、私の経験では、チームの対応は二つに分かれるように思う。
 
Aチームは、チーム全員がまさに崖っぷちの状況になったことを強く意識する。時には、プロジェクトとして非常事態宣言を行う。その上で、なんとか崖の上に踏み止まろうとして知恵を絞り、力を合わせるという対応だ。
 
Bチームは、チームとしては、崖っぷちに追い込まれたとは認めないし、そういう悲観的な認識を顕在化させても何の意味もない。プロジェクトの過程では困難な状況に追い込まれることもあるが、一喜一憂すべきではない。これまでどおり、やるべきことをやっていくだけだ、という対応である。
 
読者の皆さんは、A、Bどちらのチームが最終的に目標を達成すると思いますか?
 
どちらの対応をとるかは、リーダーの個性によっても異なるし、チームが置かれた状況によっても正解は異なってくるかもしれない。
 
しかし私は、久恒さんの重い言葉にも、正解へのヒントがあるように感じている。
 
継続とは、崖っぷちの連続である。この言葉、たいへん気に入ったので、久恒さんの許可を得て引用させていただいた。