ジャムセッションの楽しみ

今年になってから、ジャズの新しい楽しみに浸っています。聴くだけでなく、自分で弾くだけでなく、ジャムセッションに参加する楽しみです。

 

最近は、プロのミュージシャンの演奏を楽しむだけでなく、私のような「素人さん」でも、それなりにジャムセッションを楽しむことができるライブハウスが増えてきました。どんなふうにやっているのか、少しご紹介したいと思います。

 

知り合いでも友達でもない、たまたま同じ時間に同じ店で一緒になったお客さん同士が、楽しくセッションに参加できるように、いろいろな工夫がされているのです。

 

まず、ホストバンドというプロのサポートがつきます。和音を出せるピアノかギター、それにベース、ドラムスという3名程度のサポートが多いようです。さらに、その中の一人がセッションリーダーとして全体の仕切りをやってくれます。

 

お客さんの方は、店に入るとまずチェックインします。ノートに、自分の名前と演奏する楽器を書き込みます。何人かチェックインした頃合を見て、セッションタイムの始まりはじまり~。

 

最初の1曲は、プロのホストバンドの演奏です。これを聞いているうちに、お客さんの気持ちも次第に乗ってきます。2曲目からは、お客さんも交えたセッションになります。まず、セッションリーダーがお客さんの名前を呼びますので、呼ばれた人はステージに上がります。初めてのときは、ちょっと緊張します。

 

演奏する曲は、お客さんが決めます。リズムやテンポ、イントロやエンディングなども原則はお客さんの方が指定します。どんな曲を指定されても、しっかりサポート演奏できるプロの実力は流石です。

 

ピアノの私が呼ばれた場合を例にとると、私が例えば「星影のステラをゆっくりめのスイングでやりたい」というと、セッションリーダーはお客さんの中に、サックスやトランペットの人がいれば参加を促します。自分も参加したいというお客さんも自分の楽器を持ってステージに上がってきます。

 

「イントロは最後の8小節で、ピアノから先に出ます」などと、簡単な打合せをして即演奏開始。練習というのも、やり直しというのも、ありません。最初に、管楽器が曲のテーマ(メロディ)を吹いたら、それから順番にソロ(アドリブ)を演奏して、最後またテーマに戻って終わりというのが、標準的なパターンです。

 

素人は、時々今何処を演奏しているのか分からなくなることも少なくないのですが、そこは、ホストバンドの方が節目が分かるように音を出してくれたりして、助けてくれます。

 

皆で協力してまずまずの演奏が出来たときは、本当に幸せです。ちょっと失敗した時は、次回はここを注意して頑張ろうという気持ちになります。新しい友達もたくさん出来ました。

 

このジャムセッション、ある種の緊張感を持ちつつも、技量経験も異なる素人が初めて合奏するということで、失敗しても温かい応援を送ってもらえるような、良い雰囲気の中で行われます。みんなジャズが大好き、セッションを気持ちよく楽しみたいという共通の基盤があるからなのでしょう。それから、温かい雰囲気を
演出してくれるセッションリーダーの存在も大きいです。

 

KGK式合宿もまったく同じです。いい議論をするためには、メンバー間の相互理解、相互信頼という共通基盤が必要です。それに、緊張感のなかにも、リラックスして議論できる雰囲気をかもし出す座長の力ですね!